2021.09.18

トップ2は順当、八村と渡邊のチームは?/『ESPN』による今季勝敗予想(イースト編)

1位はデュラント(右)率いるネッツ、2位はホリデー(左)が所属するバックスとなった[写真]=Getty Images
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 9月15日(現地時間14日、日付は以下同)。2021-22レギュラーシーズン開幕まで約1か月に迫るなか、『ESPN』が今季のイースタン・カンファレンスに所属する15チームの勝敗予想を公開した。

 イーストの15チームにおける今季の勝敗予想は下記のとおり。
※カッコ内は昨季順位(プレーイン・トーナメントの戦績は除く)

■『ESPN』による今季の勝敗予想(イースト編)
1.ブルックリン・ネッツ:58勝24敗(2位)
2.ミルウォーキー・バックス:57勝25敗(3位)
3.フィラデルフィア・セブンティシクサーズ:50勝32敗(1位)
4.マイアミ・ヒート:49勝33敗(6位)
5.アトランタ・ホークス:47勝35敗(5位)
6.ボストン・セルティックス:45勝37敗(7位)
7.ニューヨーク・ニックス:44勝38敗(4位)
8.シャーロット・ホーネッツ:40勝42敗(10位)
―.シカゴ・ブルズ:40勝42敗(11位)
10.インディアナ・ペイサーズ:40勝42敗(9位)
11.ワシントン・ウィザーズ:36勝46敗(8位)
12.トロント・ラプターズ:35勝47敗(12位)
13.クリーブランド・キャバリアーズ:26勝56敗(13位)
14.デトロイト・ピストンズ:25勝57敗(15位)
15.オーランド・マジック:22勝60敗(14位)

ネッツとバックスが頭一つ抜きんでた戦力、シクサーズのシモンズの行方は?

 ケビン・デュラントジェームズ・ハーデンカイリー・アービングというビッグ3の周囲に有能なサポーティングキャストを抱えるネッツ、ディフェンディング・チャンピオンのバックスがトップ2に君臨。両チームの戦力を考慮すれば当然の予想と言えるだろう。

 昨季イースト首位の戦績を残したシクサーズは、ジョエル・エンビードトバイアス・ハリスこそ健在も、トレード志願しているベン・シモンズの去就が気がかり。開幕までにトレードが成立するかも微妙で、もし引き取り先が見つかるまで欠場となれば、戦力ダウンとなる。

 開幕前の予想の時点で、プレーオフ進出が濃厚なのは、ここまで挙げた3チームと、一昨季のファイナリスト(ヒート)、昨季大躍進したホークス、セルティックスまでの6チーム。ヒートはカイル・ラウリーPJ・タッカーマーキーフ・モリスという優勝経験のあるベテランを獲得。ホークスはトレイ・ヤングクリント・カペラと契約延長、ジョン・コリンズと再契約を結んだほか、デロン・ライトをロースターに加えている。セルティックスは昨季プレーオフを全休したジェイレン・ブラウンが復帰するだけでなく、新たにアル・ホーフォードジョシュ・リチャードソンも手にした。

 続いてプレーイン・トーナメント枠に入ったのはニックス、ホーネッツ、ブルズ、ペイサーズという4チーム。ニックスはケンバ・ウォーカーエバン・フォーニエ、ブルズはデマー・デローザンロンゾ・ボールと魅力的な新戦力を加えたものの、まだまだ上位チームとの戦力差があるということなのだろう。

 そして八村塁が先発の一角を務めるウィザーズ、渡邊雄太が所属するラプターズはいずれもプレーイン圏外。ウィザーズはロースターの半数近くが入れ替わっており、どれだけ早くかみ合うことができるか。2019年の優勝時からロースターが弱体化しているラプターズは、パスカル・シアカム、フレッド・バンブリートという生え抜き選手たちがエースとして1本化することが求められそうだ。