2021.11.10

NBA王者バックスがホワイトハウスを訪問…バイデン大統領からも祝辞

表敬訪問でスピーチをするヤニス・アデトクンボ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 9日(現地時間8日)、ミルウォーキー・バックスは、昨シーズンのNBA制覇を記念してホワイトハウスを表敬訪問した。

 ドナルド・トランプ前大統領政権時には、アフリカ系アメリカ人の権利を侵害するような政策をめぐって、表敬訪問を拒否する騒動が相次いだ。『ESPN』によると、今回約5年ぶりとなるNBA王者チームの訪問にブルック・ロペスは「優勝チームがホワイトハウスに訪問するのを見るのはお祝いの一部なんだ。その伝統の一部になることができて信じられないし恐れ多いよ」と語ったようだ。

 デラウェア州選出のバイデン氏は、同州出身のガード、ドンテ・ディヴィンチェンゾについて熱心に語った。「彼は(大学時代)2度全米制覇を成し遂げている。だからこういうことには慣れているんだよ」

 またバイデン氏はファイナルMVPのヤニス・アデトクンボを称賛。兄弟とバスケットシューズを分け合う貧しい生活からアメリカンドリームを成し遂げた同選手に「さらに特別なのは、今日ここにいる兄(タナシス)とタイトルを獲得したことだ。なんて素晴らしい家族なんだろう」と述べた。

 これを聞いたアデトクンボは「どれだけ家族が犠牲を払ってくれているかわかっているよ。(ルーキーイヤーの)8年前には思いもしなかったことだからね」と語り、「少し感動した」という。

 バイデン氏のスピーチの後、バックスのオーナーであるマーク・ラスリー氏は今後数年、お祝いの表敬訪問に行き続ける準備があると語った。今シーズンはここまで5勝6敗と苦しんでいるがシーズンはまだ始まったばかり。ここからの巻き返しに期待だ。

BASKETBALLKING VIDEO