2021.12.27
12月15日(現地時間14日)、NBAのレギュラーシーズンが行われ、渡邊雄太が所属するトロント・ラプターズは、イースタン・カンファレンス首位のブルックリン・ネッツと敵地で対戦した。
14日(現地13日)のサクラメント・キングス戦でキャリア初のダブルダブルをマークした渡邊は、連戦となったこの試合でも多くのプレータイムを獲得する。第1クォーターではシュートを決め切ることはできなかったが、リバウンドやブロックとディフェンス面で存在感を発揮した。
32-33で迎えた第2クォーター、開始早々に渡邊はこの試合2本目のブロックを記録。加えて終盤には、ドライブからファウルを獲得し、2本のフリースローをしっかりと沈めた。さらに渡邊は、残り1分29秒の場面でこの試合3本目となるブロックを披露する。ネッツのエースであるケビン・デュラントにドライブで切り込まれると、渡邊は素早くヘルプディフェンスに向かう。リーグ最高のスコアラーであるデュラントのレイアップを見事にブロックした。
56-66と10点のビハインドを背負ったラプターズは、第3クォーターに巻き返しを図る。フレッド・バンブリートが次々と得点を量産し、中盤にはスコッティ・バーンズの3ポイントで逆転に成功。さらに終盤には、渡邊がノールックパスでクリス・ブーシェイの得点を演出する場面など、チーム全体で44得点を奪ったラプターズは、100-91とリードして最終クォーターへ。
勝負の第4クォーター、序盤に渡邊はこの試合初となる長距離砲を沈めリードを広げる。しかし、ネッツも底力を見せ、中盤に逆転されると、一進一退の展開で終盤を迎える。ギャリー・トレントJr.の3ポイントで3点のリードを奪ったラプターズだったが、試合残り13.1秒にパティ・ミルズの外角シュートで同点とされると、試合はオーバータイムへ突入。
延長戦の序盤こそリードしたラプターズだったが、デュラントやミルズの得点で逆転されると、129-131と僅差で敗れた。
勝利したネッツは、デュラントが34得点13リバウンド11アシストと躍動。さらにミルズが30得点をマークした。一方のラプターズは、バンブリートが31得点9アシスト、パスカル・シアカムとトレントJr.が25得点、バーンズが23得点12リバウンドを挙げるも、敵地での接戦を制すことはできなかった。
渡邊は約27分間の出場で、5得点5リバウンド3アシスト3ブロックを記録した。シュートタッチこそ優れなかったが、ディフェンス面では存在感を発揮。アシストなどを含め、オールラウンドに活躍した。
■試合結果
ブルックリン・ネッツ 131-129 トロント・ラプターズ
BKN|33|33|25|26|11|=131
TOR|32|24|44|20|9|=129
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