2021.12.19
12月14日(現地時間13日、日付は以下同)、トロント・ラプターズがホームでサクラメント・キングスと対戦し、124-101で勝利した。
ラプターズに所属する渡邊雄太は、この試合の第1クォーター残り4分31秒から出場。第2クォーター序盤に3ポイントシュートを沈めると、その後速攻からレイアップを決め、前半で5得点を記録した。
後半も出場機会を得た背番号18は、第3クォーターにこの日2本目となる3ポイントシュートを成功。そのほかミドルシュートを決めるなど確率良くシュートを成功させ、12得点をマークした。
結局25分56秒の出場で12得点10リバウンド2アシスト1スティールを記録した渡邊は、NBAキャリアで自身初となるダブルダブルを成功。攻防両面で高い貢献度を見せ、チームの大勝に貢献した。
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— NBA Japan (@NBAJPN) December 14, 2021
快挙を達成した同選手は試合後の記者会見で、「(ダブルダブルは)素直に喜んでいいかなと」とコメント。「NBAのレベルでダブルダブルすることは簡単ではないですし、昨年も何回かチャンスがあったなかで達成できていなかったので。リバウンドはアグレッシブに取れたし、シュートの確率も悪くなかった。そう言う意味ではうれしいと思っている」と喜びをあらわにした。
この日は自身の平均出場時間を大きく上回る、25分56秒の出場時間を得た渡邊。出場時間が増加するとスタッツ面も伸びるという結果になったが、出場時間に比例して数字面でも記録を伸ばせるという自信があったという。
「プレータイムをある程度もらえたらスタッツを残せるんじゃないかという自信があります。でもチーム事情があるので、俺にもっとプレータイムを寄越せとは言っていません。ケガ人が帰ってきたら、プレータイムが少なくなる可能性も全然ある。それでも、試合に出れば数字を残せるという証明ができていると思うので、こうやって自分のチャンスをモノにしてアピールしていければと思います」
キングス戦では高いシュート成功率を記録したものの、直近2試合はシュート確率が上がらず得点という面ではあまり貢献できていなかった。渡邊は「悪くても打てば入るという自信を持って打ち続けようと。まずは自信をもってプレーすることを心がけていた」と明かし、そのうえで「昨日の練習中もコーチが打ち続けろと言ってくれたし、フレッド(バンブリート)も試合中に『どんどん打っていけ』と言ってくれるので、自信を持ってプレーできている」と語り、スタッフ・チームメートの後押しが奏功しているようだ。
キャリア初の快挙を達成するとともに、チームの勝利へ大きく貢献した渡邊。明日は敵地でイースタン・カンファレンスの強豪、ブルックリン・ネッツと対戦するが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
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