2021.12.14

【広島vs三遠】広島はホームで連勝継続を狙う、三遠は課題のリバウンドを克服できるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズ vs 三遠ネオフェニックス(@広島サンプラザホール)
12月15日19時5分

 前節、劇的勝利を収めた広島ドラゴンフライズがホームで3連勝を狙う。相手は対戦成績2戦2勝の三遠ネオフェニックスだ。

 西地区5位の広島は、前節のシーホース三河戦で第1戦を落としながらも、第2戦は土壇場で寺嶋良が3ポイントシュートを決めて逆転勝ち。今シーズン3ポイント成功率48.5パーセントでリーグ2位の実力を発揮した。また、第4クォーターに9失点に抑えたディフェンスも、勝利に直結。ニック・メイヨがファウルを1つに留めて反撃を防いだ貢献は大きい。あとはリードした時間帯の試合運びを修正できれば、チームの安定感が増しそうだ。

 一方、西地区10位の三遠ネオフェニックスは前節、千葉ジェッツに敗れて8連敗。ただ、両日ともに第3クォーターまで3点差以内で食らいつき、第2戦は第4クォーターに一時逆転した。ロバート・カーターの戦列復帰で攻撃力が戻っただけでなく、外国籍選手2名と太田敦也の同時起用によるゾーンディフェンスが機能。さらにマンツーマンディフェンスでリバウンドからサーディ・ラベナが速攻に持ち込む展開も披露し、連敗ストップの可能性を感じさせた。

 今節の見どころは、両チームともにディフェンスで我慢できるか。広島は前回10月の対戦で失点を70点前後に封じて2連勝を飾っている。メイヨやグレゴリー・エチェニケらがリバウンドを確保し、寺嶋が攻撃を指揮したい。

 対する三遠は、課題のリバウンド克服がカギになりそうだ。千葉戦も球際で互角だったことが、善戦につながった。あとは勝負所でミスなく攻撃を遂行できれば、久々の勝利が見えてくるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
ニック・メイヨ

・三遠(HC:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス
松脇圭志
エリアス・ハリス
田渡凌
津山尚大
津屋一球
山内盛久

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