【三河vs名古屋D】1勝差で迎える愛知ダービー…三河は名古屋Dの3ポイント攻勢をどう抑えるか

■シーホース三河 vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ（＠ウィングアリーナ刈谷）
12月15日19時5分

　第8節に1勝1敗と星を分けたシーホース三河と名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。その後の2節をいずれも3勝1敗で過ごし、今節も再び星1つの差で相まみえることとなった。1戦限りの今節は、名古屋Dが勝てば勝率で並び、順位が入れ替わるという局面だ。

　広島ドラゴンフライズと戦った前節の三河は、第1戦をカイル・コリンズワースのトリプルダブルの活躍などで快勝するも、第2戦は残り4分31秒時点の13点リードを残り1.7秒でひっくり返されるよもやの黒星。2戦を通じて3ポイントシュートを高確率で決められたことや、勝利した第1戦でも相手のターンオーバーが少なかったことなどを考えると、柏木真介が欠場した影響は多少なりともあっただろう。

　一方、名古屋Dは第1戦で58失点、第2戦で48失点とディフェンス面が会心の内容で京都ハンナリーズを圧倒した。オフェンスでは3ポイントシュートが光り、第1戦でベンチ入り12人中9人が成功。第2戦はレイ・パークスジュニアが6本全て決め、チーム全体でも58パーセントという高確率を記録した。リーグ一のシューティングチームを作るショーン・デニスヘッドコーチの戦略が結果に表れてきた。

　前節の試合内容を考えると、成功数がリーグ最多、成功率も同2位という名古屋Dの3ポイントシュートは今節さらに大きなカギになりそうだ。第8節の対戦も第2戦は5割超の成功率を残した名古屋Dが勝利。三河のディフェンス面の戦略が問われることになる。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・三河（HC：鈴木貴美一）
柏木真介
 細谷将司
 カイル・コリンズワース
 長野誠史
 ジェロード・ユトフ
 根來新之助
 角野亮伍
 西田優大
 橋本晃佑
 シェーファーアヴィ幸樹
 ダバンテ・ガードナー