2021.12.14

【川崎vs群馬】リーグ戦初の『サンダー』対決、川崎は4連勝で勢いに乗る群馬をホームで破れるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

川崎ブレイブサンダース vs 群馬クレインサンダーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
12月15日19時5分

 天皇杯では過去に対戦経験があるが、リーグ戦では初めて実現するサンダー対決。東地区2位の川崎ブレイブサンダースとしては、同首位の千葉ジェッツとの対戦が次節に控えるとあってムードを高めておきたいところだが、同7位の群馬クレインサンダーズにとっても上位進出をうかがう上での試金石となる重要な一戦だ。

 川崎は前節の横浜ビー・コルセアーズ戦を危なげなく連勝。第1戦は第1クォーターの33得点で優位に立つと、第2戦はBリーグで2度目の欠場となった藤井祐眞の穴を綱井勇介が6得点8アシストで埋め、チーム全体でも33アシストを記録して今シーズン2度目の100点ゲームとなった。この2戦は3ポイントシュート成功率も非常に高く、少なくともオフェンス面は好材料が揃った印象だ。

 群馬は2018-19シーズンのB2ファイナルで苦杯を喫した信州ブレイブウォリアーズに対し、第1戦はハイスコアで3点差、第2戦はロースコアで1点差というしびれる接戦をいずれも勝利。特に第2戦はトレイ・ジョーンズが今シーズン初の欠場となる中、カイル・バローンが1点ビハインドの残り6秒に速攻で決勝点を叩き出した。12月は4戦全勝と、ここが勢いに乗るチャンスだ。

 いずれも前節第2戦を欠場した藤井、ジョーンズというチームの起爆剤である2人の出場の可否が、両者にとって今節の最重要ポイント。前節から中2日というタフな日程で、2人のコンディションをスタッフがどう判断するかが注目される。

文=吉川哲彦

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
綱井勇介
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

・群馬(HC:トーマス・ウィスマン)
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
杉本天昇
野本建吾
オンドレイ・バルヴィン ※インジュアリーリスト
笠井康平
菅原暉
アキ・チェンバース
上江田勇樹
山崎稜
カイル・バローン
ジャスティン・キーナン

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