【三河vs宇都宮】ディフェンスの強度高い宇都宮に対し、三河はどこまでミスを減らせるか

■シーホース三河 vs 宇都宮ブレックス（＠ウィングアリーナ刈谷）
第1戦：12月18日15時5分第2戦：12月19日15時5分

　星1つの差での直接対決となった前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦を落とし、順位が入れ替わって西地区4位に下がったシーホース三河。第2クォーターに5本の3ポイントシュートを浴びるなど前半に10点ビハインドを背負うと、後半は27得点しか奪うことができず、17点差をつけられて敗戦した。対戦成績で1勝2敗となったうえ、得失点差でもマイナス31点。少なくとも名古屋Dとの順位争いに関しては、自力で白星を積み重ねて上回るしかない。

　こちらも順位を争う直接対決となった秋田ノーザンハピネッツ戦で、宇都宮ブレックスは序盤から優位を保って勝利し、東地区4位に浮上。ジョシュ・スコットとアイザック・フォトゥがペイントエリアで持ち味を発揮し、第1クォーターに28得点と秋田のディフェンスを攻略して主導権を奪った。ターンオーバーの多い試合も散見された開幕当初に比べ、直近の4試合はいずれも10個以内に抑え、宇都宮らしさを取り戻しつつある。

　逆に三河は、12月に入ってからはターンオーバーが1ケタの試合が続いていたが、前節は一気に21個まで増加し、それが最大の敗因となった。今シーズンは若い選手が多いということもあって多少のミスには目をつぶる必要があるとはいえ、その数を減らせるかどうかという点は今後の行方を左右する。ディフェンスの強度の高い宇都宮に対し、角野亮伍や西田優大らがシュートを打ちきるところまでいければ大きな手応えにもなるはずだ。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・三河（HC：鈴木貴美一）
柏木真介
 細谷将司
 カイル・コリンズワース
 長野誠史
 ジェロード・ユトフ
 根來新之助
 角野亮伍
 西田優大
 橋本晃佑
 シェーファーアヴィ幸樹
 ダバンテ・ガードナー