【島根vs信州】前節快勝の島根に対し、5連敗中の信州が総力戦で臨む

大橋裕之

フリーライター

■島根スサノオマジック vs 信州ブレイブウォリアーズ（＠松江市総合体育館）
第1戦：12月18日13時　第2戦：12月19日13時

　島根スサノオマジックがホームで、5連敗中の信州ブレイブウォリアーズと対戦。島根が連勝を狙う一方で、信州は離脱者続出の中現有戦力でステップアップできるか。

　島根は前節、新潟アルビレックスBBに31点差をつけて快勝した。平均88.5得点をたたき出すチームとしては前半34得点とペースが上がらなかったものの、後半にボールが回り出して56点を奪取。終わってみれば全選手が出場し、30分以上の出場者はゼロ。前節欠場した金丸晃輔も12点を挙げて復調を印象づけ、良い状態で週末へ向かう。

　一方西地区6位の信州は前節、富山グラウジーズに敗戦。負傷者が相次ぎ、9選手で総力戦を戦ったが、実らなかった。開幕節に堅守で勝った相手に、得意のオフェンスを披露されて92失点。攻撃ではエース・岡田侑大が途中退場で8得点に留まり、ジョシュ・ホーキンソンや熊谷航らの欠場も響いた。

　今節の見どころは、信州が堅守を取り戻し、島根の攻撃を停滞させられるか。連敗中だが平均74.5失点とディフェンスは堅い。現有戦力がリバウンドで奮起し、前田怜緒や三ツ井利也が、安藤誓哉や金丸を封じられるか。

　対する島根は、リード・トラビスやニック・ケイらが相手のインサイドを突き、主導権を握りたい。前節は、前半に強みのオフェンスリバウンドが取れなかっただけに、球際の争いは試合の流れを左右する。

文＝大橋裕之

■ロスター
・島根（HC：ポール・ヘナレ）
後藤翔平
 ペリン・ビュフォード
 安藤誓哉
 ニック・ケイ
 山下泰弘
 北川弘
 リード・トラビス
 阿部諒
 金丸晃輔
 白濱僚祐
 小阪彰久
 ウィリアムスニカ