【SR渋谷vs琉球】仕切り直しを図るSR渋谷、ミスからの失点を減らしてペースを握り続けたい

小沼克年

フリーライター

■サンロッカーズ渋谷 vs 琉球ゴールデンキングス（＠青山学院記念館）
第1戦：12月18日17時5分第2戦：12月19日15時5分

　58－82。今シーズン初となる東京ダービーに臨んだ前節、サンロッカーズ渋谷はアルバルク東京に完敗を喫した。第1クォーターこそ1点リードで終えたが、次の10分からはA東京の堅守を前にシュート精度を欠き、特に3ポイントシュートがことごとく外れて引き離される展開に。試合をとおして21本放った3ポイントシュートの成功は3本のみ。第1クォーター以外は10得点台にとどまり、ターンオーバーから30得点を奪われてしまった。

　この試合ではジェームズ・マイケル・マカドゥが5つのターンオーバーを犯したが、30得点13リバウンドと気を吐いた。今節のホームゲームではディフェンスの修正に加え、チーム全体で攻撃時のミスを減らすことと、3ポイントシュートの精度向上が白星獲得への近道と言えるだろう。キーマンは、前節スタメン出場を果たした石井講祐だ。

　SR渋谷が青山学院記念館に迎えるのは、琉球ゴールデンキングス。前節の琉球は京都ハンナリーズを80－67で下し、連勝を「6」にまで伸ばした。この試合では、相手と20本差をつける計46本のリバウンドを奪ってインサイドを制圧。計24アシストも記録してボールもよく動いたが、ターンオーバーは「15」を数えた。

　SR渋谷と同様、前節からターンオーバー数を減らし、琉球としては引き続き強みのリバウンドで主導権を握りたい。多くのセカンドチャンスを獲得するには、かつてSR渋谷に在籍していたビッグマンの満原優樹にもゴール下での奮起を期待したい。

文＝小沼克年

■ロスター
・SR渋谷（HC：伊佐勉）
関野剛平
 高橋耕陽
 ベンドラメ礼生
 西野曜
 ジェームズ・マイケル・マカドゥ
 渡辺竜之佑
マックスヒサタケ
広瀬健太
 石井講祐
 ライアン・ケリー ※インジュアリーリスト
盛實海翔
 ジョシュ・ハレルソン
 田渡修人