2021.12.16

【名古屋D vs富山】ディフェンスが好調の名古屋Dに、本来の攻撃力を取り戻した富山が挑む

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 富山グラウジーズ(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:12月18日15時5分 第2戦:12月19日15時5分

 勝利すれば対戦成績で優位となり、順位が入れ替わって西地区3位に浮上するチャンスだった前節のシーホース三河戦で、名古屋ダイヤモンドドルフィンズはしっかりとそのチャンスをモノにした。レイ・パークスジュニアコティ・クラークの活躍で前半に10点リードを奪うと、後半は27失点とディフェンスが効いて17点差の勝利。直接対決で2勝1敗と先行した上、得失点差はプラス31点となり、今後の順位争いに向けて有利な状況となった。12月の残り5試合の相手はいずれも黒星が先行しているとあって、ここで”貯金”を増やしておきたい。

 ただ、開幕8連敗の後に7勝4敗と大きく持ち直してきている富山グラウジーズは、第3節で対戦した時とは別のチームと考える必要がある。開幕節第2戦で41得点と封じられた信州ブレイブウォリアーズに対し、前節は92得点を叩きだして快勝。ジュリアン・マブンガが今シーズン2度目のトリプルダブルを達成するなど本来の支配力が蘇りつつあるほか、得点力が安定しなかったブライス・ジョンソンが12月の5試合は1試合平均19.0得点と絶好調だ。

 また、第3節の名古屋D戦から合流したドワイト・ラモスがその後安定した活躍を見せていることと、松井啓十郎の調子が上向いていることも、名古屋Dとしては警戒しなければならない。直近3試合で平均98.0得点の富山に対し、同じく直近3試合で平均57.0失点の名古屋Dのディフェンスがどのように機能するかが勝敗を分けるポイントになる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D(HC:ショーン・デニス)
ロバート・ドジャー
小林遥太
レイ・パークスジュニア
齋藤拓実
伊藤達哉
コティ・クラーク
菊池真人
張本天傑
須田侑太郎
中東泰斗
中務敏宏
シェーン・ウィティングトン ※インジュアリーリスト
狩野祐介
スコット・エサトン

・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

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