2021.12.09

【SR渋谷vs新潟】対照的な成績を残す両軍の対戦…SR渋谷は地区首位浮上へ白星をつかみたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

サンロッカーズ渋谷 vs 新潟アルビレックスBB(@青山学院記念館)
第1戦:12月11日17時5分 第2戦:12月12日15時5分

 まだシーズンの約4分の1を消化しただけとはいえ、東地区の勝率トップに並んだことはサンロッカーズ渋谷にとって良い弾みとなる。バイウィークが明けた前節の滋賀レイクスターズ戦は第1戦で終始相手を圧倒し、今シーズン初の100点ゲーム。第2戦は前半で4点ビハインドと手こずったものの、ジョシュ・ハレルソン田渡修人の高確率の3ポイントシュートで主導権を奪い返した。古巣を迎え撃った高橋耕陽も2戦を通じて得点力が光った。地区首位浮上を狙うために、下位との対戦での取りこぼしは避けたい。

 そのSR渋谷に挑む新潟アルビレックスBBは、現在13連敗中。前節の秋田ノーザンハピネッツ戦も良いところなく、第1戦は62得点、第2戦は58得点と相手のディフェンスに対して完全に受け身になってしまった。1試合平均72.2得点は現時点でリーグ最下位。その他のスタッツもフリースローを除いて軒並みリーグ下位に沈み、平岡富士貴ヘッドコーチとしても打開策を見出すのが難しい状況だ。

 その中で希望となるのは、納見悠仁がそのポテンシャルを徐々に発揮しつつある点だ。今シーズンはここまで1試合平均28.4分の出場で8.0得点、3ポイントシュート成功率は37.7パーセントと本来の持ち味は表れてきている。ただ、2ケタ得点は16試合中3試合しかなく、あと1本決めていれば2ケタ到達という試合が多い。実際に前節も2戦続けて9得点。今節はより果敢にシュートを狙い、チームに火をつける活躍が望まれる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・SR渋谷(HC:伊佐勉)
関野剛平
高橋耕陽
ベンドラメ礼生
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
マックスヒサタケ
広瀬健太
石井講祐
ライアン・ケリー ※インジュアリーリスト
盛實海翔
ジョシュ・ハレルソン
田渡修人

・新潟(HC:平岡富士貴)
岡本飛竜
星野曹樹
大矢孝太朗
ジェフ・エアーズ
コービー・パラス
木村圭吾
チリジ・ネパウェ
綿貫瞬
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
遠藤善

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