2021.12.17

シーホース三河が「角野シート」を新設…「一人でも多くの人に興味を持ってもらえたら」

今季から三河でプレーする角野亮伍[写真]=B.LEAGUE
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 シーホース三河は17日、「角野シート」を新設すると発表した。今シーズン行われる三河の土曜日開催のホームゲームで設置される。

 このシートは、角野亮伍の「普段プロバスケットボールの試合を見る機会のない子どもたちや、将来プロを目指している子どもたちに臨場感溢れる試合を間近で見ていただきたい」という思いを形にしたプロジェクト。「角野」という名前から、アリーナ全体を見渡すことのできる「角=コーナー」に専用席を用意したという。

 同クラブによると、1試合に4組8名が招待される予定。特典としてバスケットパンツとオリジナルメッセージカードが送られるほか、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて交流などを実施する予定という。なお、社会福祉協議会や児童養護施設、ひとり親家庭の子どもたち、バスケットボール関係者の各団体と協議のうえで対象者が選定されるため、一般公募はない。

 角野は今回の発表にあたり、クラブを通じて以下のとおりコメントしている。

「自分が子どもの頃大好きなバスケットボールの試合を会場で見て感銘を受けたように、これをきっかけにバスケを触れていただき、ひとりでも多くの人に面白いと思ったり、興味を持ってくれたらうれしいです!

 私は大学時代、アメリカに渡り生活しました。アメリカでは子どもたちにとってバスケがすごく身近な存在であることにびっくりしました。日本でもバスケが子どもたちにとって、もっと生活に根付いた存在になってほしいと考えています。

 そして、自分たちが一生懸命プレーしている姿で何か伝えられることがあるのではないかと考えています。これをきっかけに、バスケットボールに魅力を感じてくれたり、世界のNBAを目指す人が出てきてくれたら本当にうれしいと思います」

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