2022.09.26
群馬クレインサンダーズは17日、八村阿蓮が特別指定選手として加入すると発表し、入団記者会見を行った。
富山県出身で現在21歳の同選手は、198センチ98キロのパワーフォワードで、仙台大学附属明成高校から東海大学に進学した。U16、U18、U22の日本代表に選ばれるなど、各年代で活躍し、2020-21シーズンにはサンロッカーズ渋谷に特別指定選手として加入。10試合に出場し、17得点(1試合平均1.7得点)を記録した。
記者会見に臨んだ八村は、群馬への入団を決めた理由について「僕のことを一番必要としてくれました。群馬は新しいことにチャレンジするチームだと思ったので、自分のプレーの幅も広がると思い、入団を決めました」と心境を語った。
また、ハードワークが自身の持ち味だと話し、「ディフェンスを含めてハードワークすることが求められていると思うので、そこを突き詰めて、チームの勝利に貢献していきたいです」と意気込んだ。
兄である八村塁(ワシントン・ウィザーズ)と日本代表でともにプレーすることを目標に掲げている同選手は、代表入りへ向けて、これまでプレーしていた4番ポジションだけではなく、3番ポジションへの挑戦を視野に入れていると話す。
「ゴールに正対する3番ポジションは、今までと真逆のプレースタイルで難しいと思うのですが、これから3ポイントシュートやドライブのスキルを身につけていきたいと思っています」
東海大学での4年間について「素晴らしいチームメートとやれたことを誇りに思う」と語った八村は、Bリーグで対戦したい選手に、千葉ジェッツへの入団が決まった大倉颯太と広島ドラゴンフライズへ加入する佐土原遼の名前を挙げた。
大学でのチームメートで、同期でもある2人に対しては「対戦するからには負けたくないなと思います」とコメント。2人とは「またすぐに試合で会おうな」と言葉を交わしたと明かしてくれた。
個人的な目標としては、2024年のパリオリンピックへ向けて代表入りを目指していると話す八村。「そこに入れるように群馬でしっかりとスキルを磨くのはもちろん、心も成長できたらなと思います」と語り、メンタル面での成長も重視しているようだ。
現在、10勝9敗の成績を収め、東地区で7位につける群馬。ここからさらに順位を上げるために、八村が起爆剤となれるか、注目が集まる。
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