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12月20日。NBAとNBA選手会(NBPA)は、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りによって離脱する選手が増えるなか、代替選手と契約していくことで合意したと『ESPN』が報じた。
今季のレギュラーシーズンで延期が発表されたのは計7試合。NBAとNBA選手会は27日から1月9日(現地時間26日から8日、日付は以下同)までの期間で、新型コロナの検査数増加とマスクを着用することで合意に達したと先日『ESPN』が報じたのだが、同プロトコル入りは増加する一方で、試合延期を回避すべく、この方針を選択したと言っていいだろう。
同メディアによると、1つのチームで新型コロナの検査結果で陽性反応が5選手に出た場合、代替として5選手と契約を結ぶことが可能。また、2選手に陽性反応が出た場合は代替1選手、3選手に陽性反応が出た場合は代替2選手といったように、陽性反応が出た選手が2人以上になった場合は、代替選手として最低限契約しなければならない枠が設けられることとなる。
ただし、この代替選手との契約によって生じるサラリーは各チームの年俸総額には加算されず、サラリーキャップを超過したチームが支払うラグジュアリータックスの支払額にも加算されないようだ。
さらに、NBAとGリーグを行き来する2ウェイ契約の選手についても、50試合までという出場試合数の上限を解除し、チーム状況やその選手の活躍によってはフルシーズンを共にプレーできることとなった。
これにより、21日に入って各チームが2ウェイ契約枠(2選手)を埋めたり、10日間契約などでベテランを獲得して離脱した選手の枠をカバーする動きを見せている。
同プロトコル入りしてしまうと、その選手は24時間以内にPCR検査で2度陰性反応が出ない限り、10日間の隔離を余儀なくされるため、数試合の欠場に加えて通常のワークアウトも制限されてしまう。となると、その選手のパフォーマンスにも影響を及ぼすだけに、仮に選手の頭数がそろってもベストパフォーマンスを発揮できない可能性もある。
そのため、この代替選手の制度で離脱した選手たちの不足分をうまくカバーし、NBAでプレーすることを望む選手たちにとって絶好の機会となることを願うばかりだ。
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