2021.12.17

新型コロナのプロトコルで揺れるNBA…リーグと選手会で検査数増加とマスク着用で合意

来週から2週間、選手やコーチ、スタッフはマスク着用へ(写真は昨季のもの)[写真]=Getty Images
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 現地時間12月17日。NBANBA選手会は、12月27日から1月9日(現地時間26日から8日、日付は以下同)までの期間で、新型コロナウイルスの検査数増加とマスクを着用することで合意に達したと『ESPN』が報じた。

 新型コロナのワクチン接種が進んだ中で迎えた今季だったが、12月に入って52選手が安全衛生プロトコル入りという事態に陥っている。その中にはジェームズ・ハーデン(ブルックリン・ネッツ)やヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・レイカーズ)といったスーパースターたちも含まれている。

 さらに選手だけでなく、インディアナ・ペイサーズのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)、サクラメント・キングスのアルビン・ジェントリー暫定HCもプロトコル入り。シカゴ・ブルズが2試合延期になっており、ネッツやレイカーズ、シャーロット・ホーネッツといったチームが複数のプロトコル入りによって戦力ダウンに陥っている。

 同メディアによると、該当期間では検査数を増やし、選手とコーチ、チームスタッフは、試合中にベンチにいる時やチーム施設でワークアウトする際、チームとして移動する際にマスク着用が義務付けられることになるという。

 12月26日のクリスマスゲームは、毎年恒例の注目カードぞろいの1日で、今年はアトランタ・ホークス対ニューヨーク・ニックス、ボストン・セルティックス対バックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対フェニックス・サンズ、ネッツ対レイカーズ、ダラス・マーベリックス対ユタ・ジャズが組まれている。

 だがこのままだと、アデトクンボやハーデン、ウェストブルックといった人気選手たちが出場できない可能性があるだけに、これ以上のプロトコル入りによる欠場は避けたいところだ。