2022.01.21

クリッパーズ戦で躍動したヨキッチを指揮官が称賛「彼がMVPでないなら…」

今シーズンもハイパフォーマンスを見せているヨキッチ[写真]=Getty Images
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 2021-22シーズンのレギュラーシーズンも折り返しを迎え、シーズンMVPについての話題がそろそろ熱を帯びだす時期となった。

 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)など、すでに受賞歴のあるスター選手たちは、今シーズンもしっかりとMVPレースに名を連ねている。

 しかし、デンバー・ナゲッツを率いるマイケル・マローンヘッドコーチはこれに異議を唱えた。1月20日(現地19日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で、ニコラ・ヨキッチは49得点14リバウンド10アシスト3スティールという驚異的なパフォーマンスを発揮。昨シーズンのMVPは、決勝点となったアーロン・ゴードンの3ポイントを演出し、オーバータイムの激闘を勝利で締めくくった。

 この試合後にマローンHCは「素晴らしいゲームだったよ。ニコラ・ヨキッチがMVPでないのなら、一体誰がMVPなのか教えてくれないかい?」と自チームの大黒柱に最大限の賛辞を贈った。

 今シーズンのヨキッチは、ここまで(現地20日時点/以下同)38試合に出場し、平均25.9得点13.9リバウンド7.4アシスト1.4スティールをマーク。リバウンドではリーグ2位となるキャリアハイの数字を残しており、MVP獲得シーズンと遜色ない活躍だ。

 そんなヨキッチがMVPレースにおいて一歩遅れを取っている要因として、チームの勝率が挙げられる。ナゲッツは現在23勝20敗でウェスタン・カンファレンスの6位と、リーグトップクラスの成績とは言い難い。

 47勝25敗の同3位タイで終えた昨シーズンと比べると物足りない成績だが、スコアラーのジャマール・マレーが長期離脱していることや、チーム第3のスターとして活躍が期待されたマイケル・ポーターJr.が背中の負傷により、わずか9試合の出場にとどまっていることを踏まえると、ナゲッツの勝率は十分すぎると言ってもいいだろう。

 ヨキッチが2年連続でMVPを受賞できるかは分からないが、シーズン後半戦も獅子奮迅の活躍を見せている万能型センターから目が離せない。

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