2021.12.31

ナゲッツ指揮官が大黒柱ヨキッチを絶賛「毎晩活躍を続けているのは目を見張るべきこと」

ナゲッツのマローンHC(左)とヨキッチ(右)[写真]=Getty Images
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 12月31日(現地時間30日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)のインタビューが『The Athletic』へ掲載された。

 ナゲッツは29日にゴールデンステイト・ウォリアーズを今季最少となる86得点に抑え込んで3点差で勝利し、今季戦績を17勝16敗とした。

 31日。ナゲッツは相次ぐケガ人と新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りによってリーグ規定の最低出場可能選手数(8人)をそろえることができずにウォリアーズ戦が延期となり、マローンHCを含む複数のコーチングスタッフも同プロトコル入り。

 昨季まで3シーズン連続でプレーオフに進出し、一昨季にはウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったナゲッツだが、今季はその期間で最も苦しい陣容と言わざるをえない。

 オールスターセンターのニコラ・ヨキッチ、ウィル・バートン、アーロン・ゴードン、モンテ・モリスこそ健在ながら、ヨキッチに次ぐ主軸のジャマール・マレーマイケル・ポーターJr.がケガのため不在。PJ・ドジアーもケガのため無期限の離脱となっている。にもかかわらず、ナゲッツがウェスト5位でプレーオフ出場圏内にいることは、もっと評価されていいだろう。

「本物のバスケットボールファンなら、ニコラのすばらしさが分かるはずだ。彼にはチームメートたち全員をより良い選手にする能力があるし、バスケットボールIQとパサーとしての能力、そしてスキルレベルはすばらしいものなんだ」。

 マローンHCがそう話していたように、ナゲッツが今季もウェスト上位の戦績を残すことができているのは、大黒柱ヨキッチの活躍が何よりも大きい。

 セルビア出身の26歳は、今季ここまで平均25.8得点14.0リバウンド7.1アシスト1.4スティールと、いずれもチームトップの数字を残しており、攻防両面に渡って見事なパフォーマンスを見せている。ヨキッチのルーキーシーズン(2015-16)からこのチームの指揮を執っているマローンHCは大黒柱についてこう話す。

「ここ3シーズンで彼がナゲッツでやっていることは、本当に信じられないものだ。だから皆さんは彼に対して感謝してほしいし、彼は本来受け取るべきリスペクトを手にするべきだと思うね。彼が毎晩、すばらしいほど一貫した活躍を続けているのは目を見張るべきことだ」。

 マレー、ポーターJr.不在ということもあり、今季は例年以上にヨキッチへの負担が大きく、相手チームからも常に警戒されているものの、ナゲッツをここまで勝たせていることは、もっと注目されるべきだろう。

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