2022.03.19
楽天グループ株式会社とNBAは3月15日、「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten」の開催を発表した。
9月30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナでプレシーズンゲームとして行われ、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンなどを擁するゴールデンステート・ウォリアーズが、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズと対戦。両チームはどちらも初めての来日となり、NBAとしては日本での15、16試合目の開催となる。
八村は「ウィザーズとともに日本に行くことを楽しみにしています。実際にNBAを見に来るファンの皆さんで埋まるアリーナを見るのが待ち遠しいです」とクラブを通してコメントしている。
今回のNBAジャパンゲームズは日本ではNBA Rakutenでライブ配信されるほか、日本国外200以上の国と地域のファンに向けても、テレビ、インターネット、およびソーシャルメディアで配信される予定だ。また、試合開催に先立ち、NBAとパートナー企業各社は、インタラクティブなファン向けのイベントや「Jr. NBA」のプログラム、「NBA Cares」による支援活動も実施される予定となっている。
■ウィザーズのグローバルでの取り組み
ウィザーズは現在6名のアメリカ出身以外の選手が所属しており、これはリーグ4位タイの多さ。近年ウィザーズは様々な文化を称える試合をキャピタル・ワン・アリーナで多く開催し、世界各国の伝統をパフォーマンス、ギブアウェイ、特別ゲストなどで祝ってきた。
2021-22シーズンに開催の8つのヘリテージナイトはギリシャ、リトアニア、フランス、ユダヤ教、日本、ラテンアメリカ、フィリピン、ラトビア。さらにウィザーズは旧正月、そして桜祭りをテーマにした試合も開催し、それぞれの催しをお祝いするなど、積極的にグローバルな取り組みを行ってきた。
ウィザーズはこれまでも海外での試合を通じて、バスケットボールの文化発展にも貢献してきた。2019年1月、ウィザーズはロンドンのO2アリーナでニューヨーク・ニックスとレギュラーシーズンの試合で対戦し、勝利を飾る。この遠征にはウィザーズのスタッフ、OB、ワシントン・ミスティックス、ウィザーズDG(eスポーツチーム)のメンバーも帯同し、地域の活動に参加した。
2013年のプレシーズンでウィザーズはリオデジャネイロでシカゴ・ブルズと対戦し、ブラジルでのNBA史上初となる試合に出場。2008年にはニューオリンズ・ホーネッツとベルリン、そしてバルセロナでプレシーズンの試合で対戦した。
1979年にワシントン・ブレッツはNBA初となる中国での試合を行い、北京、上海に訪れ中国代表と練習試合を行った。2009年にはその遠征の30周年を記念して、選手やOB(ウェス・アンセルドやジョージ・ミュアサン含む)、スタッフが再び中国を訪れ、バスケットボールクリニックを開催した。
また、ウィザーズはチームの英語公式アカウントに加えて、3つの言語(日本語、中国語、ヘブライ語)でのデジタルチャネルを運営。日本語公式アカウントは合計10万以上のフォロワーを誇り、4億500万インプレッション以上、6100万ビデオ視聴、3000万エンゲージメントを2年でツイッターで築いた。
中国のSNSプラットフォームWeiboのチーム公式アカウントでは25万フォロワーを誇り、選手と中国のファンをこれまで以上に繋げ、コンテンツ制作に励んでいる。イスラエル公式アカウントにはNBA史上初のヘブライ語ツイッターアカウントを創設。250万フォロワー近くを誇り、デニ・アブディヤの成長とともにエンゲージメントも増加している。
■日本でのNBAの歴史
NBA は日本において、1990年から2003年の間に、「東京体育館」、「横浜アリーナ」、「東京ドーム」、「さいたまスーパーアリーナ」でレギュラーシーズンゲームとして合計12試合を実施した。
1990年11月2日に東京で行ったフェニックス・サンズとユタ・ジャズの試合は、初めて日本で行われた試合であったと同時に、アメリカのメジャースポーツリーグの試合が北米以外で実施された初のレギュラーシーズンゲームでもあった。
楽天とNBAによるパートナーシップに基づき、2018-19シーズンのNBAチャンピオンであるトロント・ラプターズと、ヒューストン・ロケッツを日本に招き、プレシーズンゲーム2試合を開催。今回のNBAジャパンゲームズは、この試合以来3年ぶりの開催となる。
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