2022.07.20
4月4日(現地時間3日、日付は以下同)に迎えたデンバー・ナゲッツ戦。ホームのロサンゼルス・レイカーズは復帰2戦目のADことアンソニー・デイビスが28得点9リバウンド8アシスト2スティール3ブロック、ラッセル・ウェストブルックが27得点10リバウンド7アシスト、カーメロ・アンソニーが17得点を残した。
だがレイカーズは左足首の痛みのため大黒柱のレブロン・ジェームズが欠場。ナゲッツはニコラ・ヨキッチがゲームハイの38得点18リバウンドに6アシスト3スティール2ブロック、ウィル・バートンが25得点、アーロン・ゴードンが24得点8リバウンドをマークするなど129-118で制してみせた。
勝利を収めたナゲッツ(47勝32敗)はウェスタン・カンファレンス5位となり、6位のユタ・ジャズ(46勝32敗)とのゲーム差を0.5とし、プレーオフ進出に向けて一歩前進。
一方、ウェスト11位のレイカーズ(31勝47敗)はここにきて今季ワーストの6連敗。9位のニューオーリンズ・ペリカンズ(34勝43敗)と3.5ゲーム、10位のサンアントニオ・スパーズ(33勝45敗)とも2.0ゲーム離れてしまい、プレーイン・トーナメント進出も厳しくなってきた。
レギュラーシーズン82試合のうち78試合を終えた時点で、レイカーズはレブロン、デイビス、ウェストブルックが勢ぞろいしたのはわずか21試合。前試合を終えた時点ですでに38通りの先発陣を送り込むなど、ケガとチームケミストリー構築に苦しんでいる。
「我々はそういった数字は気にしない。次の試合を気にかけている。この敗戦から学んで、次戦に活かすことでフェニックス(サンズ)に勝利できるといいね」。
フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)はそう語るも、レブロンの出場が微妙な状態で、リーグベストの62勝16敗を誇る昨季のウェスト覇者を倒すことは困難だ。
今季のレイカーズのロースターのうち、ここまで70試合以上に出場しているのはウェストブルック(77試合)とマリーク・モンク(72試合)の2選手のみ。60試合以上をプレーしているのもカーメロ(68試合)とエイブリー・ブラッドリー(61試合)しかおらず、デイビスが計39試合、レブロンは計22試合も欠場を余儀なくされている。
「俺たちが21試合しか一緒にプレーできないだなんて予想していなかった。でもシーズンをとおしてそんな感じなんだ。俺たちが一緒にいた時は良かったと思えた。…俺たちにはバスケットボールをプレーするに十分な要素(選手たち)はそろっている。このまま戦い続けて、自分たちにチャンスを与えるべくやっていく」。
デイビスはナゲッツ戦後にそう語り、残り4試合へ向けて意気込むも、レイカーズのプレーイン参戦への道が狭まっているのは事実。今後は6日にサンズ戦、8日にゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、9日にオクラホマシティ・サンダー戦、11日にナゲッツ戦と、ウェスト上位チームとの試合が3度も組まれている。
レギュラーシーズン最終盤でどれだけ踏ん張っても、勝利できなければ順位を上げていくことはできない。レイカーズがポストシーズンへ駒を進めるためには、なんとしてでも白星をつかむべく戦っていくしかなくなってしまった。
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