2022.06.08

第2戦を落としてホームへ戻るブラウン「自分たちのベストなバスケをしなければ」

ホームでリベンジを目指すセルティックス[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンは、6月3日(現地時間2日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナル第1戦で24得点7リバウンド5アシスト2スティールをマークして勝利に大きく貢献。

 特に40-16とセルティックスが大逆転劇を果たした第4クォーターにアグレッシブなアタックで口火を切り、その後敵地で開演したスコアリングショーへとつなげた。

 だが6日に行なわれた第2戦では、試合序盤から3ポイントを沈めていったものの、第1クォーターに13得点を記録してからはわずか4得点に終わり、計17得点に6リバウンド3アシストに終わった。

 セルティックスでは初戦で12得点13アシストに終わったジェイソン・テイタムが6本の3ポイント成功を含む28得点に6リバウンド3アシストを残すも88-107で大敗。

「今夜はターンオーバーをいくつも犯してしまった。オフェンス面の不調がディフェンスにも影響してしまったと思う。特に第3クォーターで停滞してしまった」。

 テイタムがそう振り返ったとおり、セルティックスは第3クォーターで14-35とウォリアーズに圧倒されてしまい、最終クォーターは先発陣が2分以上コートに立つことはなく、ベンチから戦況を眺めることに。

「もちろんイライラしている。ポストシーズンの期間中、僕らは(第3クォーターについて)たくさん話してきたんだ。話すのは簡単だけど、僕らはコートへ出て何かを変えないといけない」とデリック・ホワイトは口にし、さらに「相手にとっては大きなクォーターになった。そこで僕らを片付けてしまったんだ」と悔しがっていた。

 セルティックスとウォリアーズによる頂上決戦は、会場をチェイス・センターからTDガーデンへと変え、9日に第3戦が行なわれる。セルティックスにとって、ファイナルがホームで開催されるのは2010年以来となる。

 もっとも、セルティックスはカンファレンス・セミファイナル(対ミルウォーキー・バックス)、カンファレンス・ファイナル(対マイアミ・ヒート)でいずれも最終第7戦まで戦っており、それぞれホームで2敗を喫しており、いくら熱狂的なファンが後押ししてくれても油断は禁物。

 ブラウンは「過去は関係ない。この瞬間まで、過去にどんなことが起きたかなんて関係ないんだ。それはこれまでのシリーズで起きてしまったことにすぎない」と切り出し、第3戦に向けてこう切り替えていた。

「今、僕らが対戦しているのは違うチームなんだ。自分たちのベストバージョンのバスケットボールをしなければいけない。自分たちにはそれができる。だからコートへ出てやってみせるよ」。

 ボストンで開催されるシリーズ第3戦は、どちらかのチームが突き放してこれまでの2戦のように試合途中で勝敗が決してしまうのか。それとも終盤までもつれる展開となるのか。試合序盤から必見の一戦となりそうだ。

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