2022.06.03

ファイナル初戦で大活躍したホーフォード「僕らはどんなことがあろうと戦い続けていく」

チームトップの26得点をマークしたホーフォード[写真]=Getty Images
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 2010年以来、12年ぶりのNBAファイナルとなったボストン・セルティックスは、6月3日(現地時間2日、日付は以下同)に行なわれた初戦でゴールデンステイト・ウォリアーズに120-108で見事な勝利を手にした。

 この試合、セルティックスはトップスコアラーのジェイソン・テイタムがフィールドゴール成功率17.6パーセント(3/17)で計12得点と不発。だがイメ・ユドーカHC(ヘッドコーチ)が「我々はこのチームの全員がコートの両エンドで貢献できると誇りを持っている。特にベストな男(テイタム)が不調であろうと、(このチームなら)ほかの選手たちがステップアップしてくれるんだ」と語ったように、ほかの選手たちが活躍。

 アル・ホーフォードがチームトップの26得点に6リバウンド3アシスト、ジェイレン・ブラウンが24得点7リバウンド5アシスト2スティール、デリック・ホワイトが21得点3アシスト、マーカス・スマートが18得点4アシスト2スティール、ロバート・ウィリアムズ三世が6リバウンド4ブロック、ペイトン・プリチャードが8得点6リバウンド2アシストを残し、テイタムはゲームハイの13アシストをマークした。

 特にキャリア15シーズン目で初のファイナルへと足を踏み入れたホーフォードは、キャリアハイとなる6本の3ポイントをねじ込み、フィールドゴール成功率75.0パーセント(9/12)の高確率でリングを射抜いた。

「皆が僕のことを何度も何度も見つけ続けてくれたからという気がしている。それにデリックもいくつかタフショットを沈めてくれた。よく見て、ショットを決めた。それだけさ」とホーフォード。

 セルティックスのロースターでファイナル出場経験がある選手は皆無で、142試合目にして念願のファイナル出場を飾ったホーフォードは「この機会に感謝している」と切り出し、こう続けていた。

「結局のところ、コートへ出てバスケットボールをプレーするだけなんだけどね。この場にいられることをありがたく思っているよ。神が僕をこのポジションへと導いてくれた。このチームの選手たちとこの舞台をシェアできてうれしい」。

 現地時間3日に36歳を迎えたホーフォードにとって、この勝利はひときわ嬉しい誕生日プレゼントになったことだろう。もっとも、セルティックスの大ベテランが慢心することはない。

「プレーを続けていくだけ。それがゲーム全体をとおしたメッセージだった。相手はとんでもないチーム。僕らとしては、どんなことがあろうと戦い続けていくだけ」。

 ホーフォードにとって初、セルティックスにとって球団史上18度目のNBAチャンピオンまであと3勝としたものの、シリーズはまだまだ続いていく。

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