2022.06.15

2勝3敗で追い込まれたセルティックス「僕らには機会がある」「まだ終わっちゃいない」

背水の陣で第6戦に臨むセルティックス[写真]=Getty Images
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 6月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ボストン・セルティックスはゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナル第5戦を94-104で落としたことで、3月末以来初の2連敗。そしてシリーズ戦績が2勝3敗となり、あとがなくなった。

 ベテランビッグマンのアル・ホーフォードは「この負けは間違いなく辛い」とこの敗戦を悔やみ、チームの現在地についてこう話していた。

「僕たちは今、追い込まれた状況にいる。互いの目を見合って、この状況を打開していかないといけない。このチームには機会がある。それを理解しなければ。僕らに明日はないのだから」。

 この試合、セルティックスは12点ビハインドで迎えた後半に10-0のランで2点差へと縮めると、ジェイソン・テイタムマーカス・スマート、ホーフォードの3ポイント攻勢で第3クォーター残り6分28秒に逆転。だが同クォーター終盤のシーソーゲームの末にジョーダン・プールのブザービーター3ポイントが決まって1点ビハインドで最終クォーターへ突入。

 ところが、そこからウォリアーズの10-0のランに遭ってしまい、追いつくことができずに第5戦を終えている。

「相手を称えるよ。彼らは本当にすごくディフェンスがいいチーム。僕らに対してベストなことをさせないように仕向けてきた。僕らはゲームのことを思い出して、ゲーム中のアジャストをし続けていかないといけない。ああいう展開になった時にボールを大切にしていかなきゃ」とジェイレン・ブラウンは振り返っていた。

 今プレーオフで、セルティックスはターンオーバーが16本を超えた試合で6戦全敗。第5戦でも18ターンオーバーを喫してウォリアーズへ22得点を許してしまった。

 2勝3敗という窮地に陥ったセルティックスだが、テイタムは「自信は持っている方がいいと、僕は前にも言ってきた。1日で2勝することなんてできない。僕らは木曜日(日本時間の金曜日)に1勝することに集中していく」と口にし、「僕らは以前もこの状況にいた。だからまだ(シリーズは)終わっちゃいない。木曜日に勝つんだ。今このチームが心配するのはそのことだけ」と第6戦の必勝を期する。

 そしてブラウンも「僕らに選択肢はない。ここまでくれば、あとは勝つか(負けて)家に帰るかのどっちかだ。僕らはシーズンをとおして、ここまで勝ち進むためにものすごくハードにやってきた。僕はこのチームがもっといいバスケットボールができる気がしている。この2試合でできていなかったことをね」と口にし、さらに「第6戦はビッグゲームになる。僕はそれを楽しみにしている」と意気込んでいた。

 はたして、背水の陣で臨む17日の第6戦で、セルティックスは勝利を手にすることができるのか。カンファレンス・セミファイナル、カンファレンス・ファイナルと、2シリーズ連続で第7戦を勝ち切ったチームの真価が問われることとなる。

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