2022.06.15

約3年半ぶりに3ポイント成功ゼロに終わったステフィン・カリー「打ち続けるだけ」

第5戦でゲームハイの8アシストを残して勝利に貢献したカリー(中央)[写真]=Getty Images
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 6月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズステフィン・カリーは、ボストン・セルティックスとのNBAファイナル第5戦で9本の3ポイントを全てミスしてしまい、レギュラーシーズンとプレーオフを合算した連続成功試合記録は233(NBA歴代1位)でストップした。

 この日のカリーは16得点3リバウンド8アシスト1スティール。このシリーズでは最も少ない得点となるも、アシスト数はシリーズ最多で、ゲームハイという好成績だった。

「ステフが43、10、4(第4戦の43得点10リバウンド4アシスト)だろうと、ショットが22本打って16本決まろうが関係ない。勝ちは勝ちだ」

「…ん、彼はスリーが9の0だったのか。じゃあ彼はキレた状態で第6戦を迎えるんだな。まさに俺たちが必要としているものじゃないか」。

 ドレイモンド・グリーンはカリーは3ポイントを全て落としたことに驚きながらも、次戦に向けて期待を寄せていた。

 カリーは2013年のプレーオフデビューから132試合連続で1本以上の3ポイントを沈めており、レギュラーシーズンを含めると18年12月2日のデトロイト・ピストンズ戦から約3年半も毎試合欠かさず長距離砲を決めてきた。

 とはいえ、自他ともに認めるNBA史上最高の3ポイントシューターの自信が揺らぐことはない。

「打ち続ける。すごくシンプルなことさ。(成功)ゼロ本だろうと、僕はこれまで恐れたことなんてない。だって打ち続けるだけだし、普段決めているように打っているから。それに僕は3ポイントラインからショットが入らなかった時の翌戦で挽回してきた」。

 2勝3敗と王手をかけられているセルティックスからすれば、耳にしたくない言葉だ。だがカリーが敵地TDガーデンで行なわれた第4戦で、7本の3ポイントを沈めて計43得点の超絶パフォーマンスを見せていたことは記憶に新しい。

 さらに恐ろしいのは、『ESPN Stats & Info』によると、カリーは13年以降に3ポイント成功0本に終わった試合が9試合あるのだが、その翌戦で平均4.4本成功、成功率46パーセントを残しているという。

 16年のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で当時NBA新記録となった13本の3ポイント成功試合も、前試合に長距離砲が成功ゼロに終わった試合の翌戦だった。

 ちなみに、NBAファイナルにおける1試合最多3ポイント成功数は9本。18年のファイナル第2戦で、カリーがクリーブランド・キャバリアーズ相手に沈めた記録なのだが、もしかすると17日のシリーズ第6戦でカリーの3ポイントが爆発し、自身の記録を塗り替えることになるかもしれない。

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