2022.06.17
ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、ボストン・セルティックスと対峙するNBAファイナルでエースの風格を見せつけている。絶対に落とせない『TDガーデン』での第4戦では43得点をマークし、チームに白星をもたらした。
3ポインシュート成功数で歴代1位の記録を持つカリーが、NBA史上最高のシューターであることに異論を唱える者はいない。その人智を超えたアウトサイドは幾度となく対戦相手を失意の底へと沈め、チームを救い、そしてバスケットボールそのものを変えてしまった。
そんな彼でさえ、インスピレーションや学びは欠かせない。では、一体日々何から刺激を得ているのだろうか。
『Fadeaway World』によると、カリーも我々と同様、『YouTube』でお気に入りの選手をチェックし、士気を高めているという。カリーは、NBAファイナル第3戦の記者会見で飛び出た「誰のプレーを見ているか」という問いに対し、以下のように返答している。
「素晴らしい質問だね。レイ・アレンのクリップを振り返ったり、言うまでもなく、レジー(・ミラー)も見ている。あとは、セス・カリーだね。ほかに誰を見るかな?でも、これがリストのトップだよ。まだ3ポイントラインのない、昔のバージニア工科大学時代のデル・カリーのハイライトを入れてもいいかもね」
往年のピュアシューターであるアレンとミラーは、カリーにとって色褪せることのない青春時代のアイドルなのだろう。また、父と弟をピックアップするところに、カリーの家族愛を感じる。

アレンはカリーが記録を塗り替えるまで歴代3ポイント成功数1位に立っていた[写真]=Getty Images
ソーシャルメディアやストリーミングの時代を生きている以上、カリーやトンプソンでさえ、それを利用しない手はない模様。プロ・アマ問わず、現役選手たちは積極的に『YouTube』を有効活用していくべきなのかもしれない。
文=Meiji
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