2022.06.25

サンダーから全体2位指名されたチェット・ホルムグレン「競い合う準備はできている」

サンダーからドラフト全体2位指名されたホルムグレン[写真]=Getty Images
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 6月24日(現地時間23日、日付は以下同)。バークレイズ・センターで開催された今年のNBAドラフトで、オクラホマシティ・サンダーは1巡目全体2位でゴンザガ大学のチェット・ホルムグレンを指名した。

 今季ゴンザガ大で平均14.1得点9.9リバウンド1.9アシスト3.7ブロックにフィールドゴール成功率60.7パーセント、3ポイント成功率39.0パーセント(平均1.3本成功)を残した20歳は、ドラフト後の会見でこう話していた。

「今は感情が入り混じっているよ。たぶん1000もの感情がね。どれもいい意味のものさ。そのことを言葉で表わすことはできない。けど、すごくうれしいし、この場にいられることをありがたく思ってるよ。競い合う準備はできている。プレーする準備はできているよ」。

 サンダーは今季ウェスタン・カンファレンス14位の24勝58敗に終わっており、2シーズン連続でプレーオフ進出を逃している。それでも、チームにはシェイ・ギルジャス・アレクサンダージョシュ・ギディー、ルージェンツ・ドート、ダリアス・ベイズリーといった魅力的な若手がおり、ホルムグレンはこう評していた。

「僕はジョシュやシェイといった選手たちとプレーできるんだから、最高な状況にいると思う。このチームにはユニークなスキルセットを備えた最高の選手たちがたくさんいるからね。僕は彼らとうまく共演できる気がしている」。

 213センチに長い腕、スムースなボールハンドリングにシュート力、ブロックショットのセンスも兼備するホルムグレンだが、体重は公称88キロにすぎず、ドラフト予想では「細すぎ」「NBA入りの準備ができていない」といった意見もあった。

 そういったネガティブな意見もあるなか、ホルムグレンは「たくさんのモチベーションがある」と切り出し、こう続けていた。

「(否定的な声に対して)すごく本質的にモチベーションがあるんだ。毎日起きたら、僕はどうやって自分が良い人間に、良い選手になれるのかというプランを持って取り組んでいる。それを遂行するために一生懸命に努力しているんだ。そういったことについては、僕自身でコントロールできることじゃない。それに、僕を高める助けにはならないね」。

 来季の予想スターターは、バックコートにギルジャス・アレクサンダーとギディー、フロントコートにドート、ベイズリー、ホルムグレンとなっている。レギュラーシーズン開幕までの約4か月で、この男が見違えるほど筋骨隆々な体格に変貌を遂げることは考えにくいものの、NBAというタフな環境で活躍を続けるべく、チームメートたちやコーチ陣からの助言を耳にして、一生懸命学んでいくことだろう。

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