2022.06.24

マジックから全体1位指名されたパオロ・バンケロ「ものすごくワクワクしている」

今年のドラフトで全体1位指名されたバンケロ[写真]=Getty Images
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 6月24日(現地時間23日)にバークレイズ・センターで行なわれたNBAドラフト2022で、オーランド・マジックから1巡目全体1位指名されたのは、デューク大学1年のパオロ・バンケロだった。

 世界中でNBA入りを夢見るバスケットボールプレーヤーたちにとって、ドラフトは一生に一度の機会。しかも全体1位指名となれば、今後も一生記録に残ることとなる。

「夢じゃないどころか、幻想のように思えるね。僕はNBA入りすることを夢見てきたけど、1位指名されるなんて、クレイジーなことさ」。

 ドラフト後の会見でそう語ったバンケロは、この日について「人生で最高の瞬間の1つ。ものすごくワクワクしている。オーランド・マジックの一員になれるなんて、これ以上にうれしいことはないよ」と喜びを口にしていた。

 記者からNBAから給料を受け取ったら最初に何を買うかと聞かれると「たぶん車かな。いい車だ。それか滞在するうえでいいところかな」と返答。そして誰と対戦してみたいかという質問にはこのように切り返していた。

「誰と対戦するのが楽しみかって? 本当に皆だね。NBAでプレーできるのが楽しみで仕方ないんだ。だって世界でもベストな競争が繰り広げられているからね。どの試合もチャレンジになる。毎晩競い合っていくのが本当に楽しみでね」。

 208センチ113キロの身体を持つバンケロは、今年のドラフト指名候補選手たちの中で最もNBA入りの準備が整っていると評されていた1人。デューク大で平均17.2得点7.8リバウンド3.2アシスト1.1スティール0.9ブロックとマルチな成績を残したフォワードは、マジック入団に向けてこう意気込んでいた。

「自分の全てをオーランドへ持ち込んでいくつもりだ。まずは勝利するというマインドセット、それと練習第一な考えだね。チームの皆と連絡をとって、練習する準備をしていくよ」。

 マジックは2シーズン連続でプレーオフ進出を逃しており、今季はイースタン・カンファレンス最下位の22勝60敗と低迷。来季バンケロはコール・アンソニージェイレン・サグス、フランツ・ヴァグナー、ウェンデル・カーターJr.と共に先発起用が予想されているだけに、まずは来月行なわれるサマーリーグに向けて準備を進めてほしいところだ。

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