2022.07.09

今年の“ドラ1”バンケロがサマーリーグ初戦で好発進「プレッシャーはない。まったくね」

サマーリーグ初戦で対戦したバンケロ(左)とスミスJr.(右)[写真]=Getty Images
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 7月8日(現地時間7日、日付は以下同)。NBAの全30チームが参戦する「NBA 2K23 サマーリーグ」がラスベガスで幕を開けた。

 初日はオーランド・マジックとヒューストン・ロケッツが対戦。今年のドラフトでマジックから全体I位指名されたパオロ・バンケロ、同3位でロケッツから指名されたジャバリ・スミスJr.という注目ルーキーが早くもコートで競演。

 スミスJr.は約31分の出場で10得点7リバウンド3アシスト1スティールを残し、まずまずのスタートを切ったのだが、バンケロはサマーリーグのデビュー戦から早速オールラウンドな能力を発揮して91-77の勝利に貢献した。

 208センチ113キロのフォワードは、トップ付近から右コーナーへ鋭いパスで3ポイント、トップ付近でハンドオフから味方の3ポイントをそれぞれ演出。右エルボー付近から長距離砲を成功させると、左ポストからターンアラウンドのフェイダウェイジャンパー、トップからステップバックスリーをヒット。

 その後もスティールからボールプッシュでコーナースリー、トップ下から鮮やかなパスをリング下へ通してアシスト、さらにはリング下へカットする味方へ鋭いパスを通すなどプレーメーカーとして上々の働き。リング下へ切れ込んでからターンし、2人のディフェンダー越しにジャンパーも成功させるなど、約26分コートに立って17得点4リバウンド6アシストで初戦を終えた。

 昨季デューク大学でシーズンを迎える前に、バンケロは右腕上腕部に“No pressure”のタトゥーを入れ、平均17.2得点7.8リバウンド3.2アシスト1.1スティール0.9ブロックを記録。ドラフトで全体1位指名された男はサマーリーグ初戦でも堂々とプレーしており、「タトゥーに入れているんだ。プレッシャーはない。まったくね」と試合後に口にし、こう続けていた。

「僕はいつだってプレッシャーとはうまく向き合ってきたから、対応できるんだ。それに、結局のところ、これはバスケットボールだからね。プレッシャーや雑音はあるけど、最終的にはコートに出て5人を相手にしていくだけ。それがバスケットボールってやつだよね?」。

 一方のスミスJr.は「緊張していた。タフだったよ。NBAの最初の試合で、プレースタイルが違うからね」と漏らすも、「楽しかったよ。次の試合へ向けて準備はできているよ」と次戦へ向けて前を向いていた。

 ラスベガスのサマーリーグは18日まで開催される日程となっており、今後両者が再び相まみえる可能性もあるだけに、両選手のパフォーマンスは必見だ。

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