2023.01.18

キャリア20年目のレブロンが「ものすごく年をとったんだなと感じさせた」シーンとは?

昨年末に38歳を迎えたレブロン[写真]=Getty Images
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 1月17日(現地時間16日、日付は以下同)のヒューストン・ロケッツ戦。ロサンゼルス・レイカーズは140-132で勝利を飾り、レブロン・ジェームズがゲームハイの48得点に8リバウンド9アシストの大暴れを見せた。

 キャリア20年目の今シーズン。レブロンはここまで34試合に出場して平均36.2分29.7得点8.4リバウンド7.0アシスト1.0スティールにフィールドゴール成功率51.1パーセントと、依然としてリーグトップクラスの成績を残している。

 2003年のドラフトでクリーブランド・キャバリアーズから1巡目全体1位指名された男は、キャリア2年目の2004-05シーズンから、なんと19シーズン連続で平均20.0得点5.0リバウンド5.0アシスト以上を記録。昨年末に38歳を迎えたとはいえ、今もなお超人的な活躍を見せていると言っていい。

 そんななか、ロケッツ戦でジャバリ・スミスJr.がレブロンに話しかけたシーンが話題になった。昨年のドラフト1巡目全体3位でロケッツから指名された208センチ99キロのフォワードは、レブロンがドラフトされる約1カ月前の2003年5月13日に生誕。

 先発パワーフォワードとして平均29.9分12.1得点7.0リバウンド1.0アシストを残す19歳の新人は、レイカーズ戦でも14得点4リバウンド4アシストと、まずまずの活躍を見せた。

 そんなスミスJr.とレブロンによる会話は下記のとおり。

 スミスJr.「ねぇ、あなたは最初のNBAの試合で、僕の父さんと対戦していたんだ。サクラメントでね」
 レブロン「なんでそんなこと俺に言ってくるんだ?」
 スミスJr.「年をとったと感じるでしょ?」

 2003年10月30日にアルコ・アリーナで行われたサクラメント・キングス戦で、レブロンはキャブズの一員としてNBAデビュー。チームは敗れたものの、レブロンはいずれもゲームハイとなる25得点9アシスト4スティールをマークし、両チーム最多の42分50秒もコートに立った。

 そしてこの試合で、スミスJr.の父ジャバリ・スミスSr.はキングスのロスターに名を連ねていた。コートでプレーすることはなかったものの、211センチ113キロのパワーフォワードとしてキャリア4年をプレーし、平均9.8分3.0得点1.6リバウンドを残した。

 NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグで20シーズン目を迎えたレブロン。だがこの男は大ベテランとしてチームのメンター役や選手兼コーチを務めているのではなく、依然としてチームのベストプレーヤーとして獅子奮迅の活躍を見せていることは特筆すべきこと。

 レブロンは「ジュニアが俺にそう言ってきた時、自分はものすごく年をとったんだなと感じさせてくれたよ」と明かしたものの、映像では笑みを見せており、今もなおプレーできている喜びをかみしめていたのかもしれない。

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