ドンチッチには休養が必要？マブス指揮官は「少し軽めに始めるつもりだ」とコメント

22年夏にはユーロバスケットにスロベニア代表として出場したドンチッチ［写真］＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

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　9月27日（現地時間26日）、NBAはダラス・マーベリックスのスターであるルカ・ドンチッチについて、アメリカ大手メディアのAP通信ダラス支局の報道を引用して伝えた。

　この記事では、ドンチッチが2022年のオフシーズンに休暇がなかったことに着目。NBAの2021－22シーズンではプレーオフのウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだうえ、オフにはFIBAヨーロッパ選手権（ユーロバスケット）に母国スロベニアのエースとして出場していた。

　こうした事情から、マブスについて同記事では「トレーニングキャンプ前夜の話題は、この若きスーパースターをいかにしてNBAのシーズンになじませるかということ」だったと報道し、「マーベリックスがスロースタートで調子が悪いと批判された1年前とはかなり対照的なものだった」と続けた。

　ドンチッチは、2021年のオフシーズンでも東京2020オリンピックにスロベニア代表として出場し、銀メダル獲得に貢献。しかし、オリンピックからNBA開幕までは約2カ月間の休暇があったが、ユーロバスケット閉幕は「まだ2週間前のこと」であり、トレーニングキャンプに向けて十分にコンディションが整っていないことが予想される。

　これについて、指揮を執るジェイソン・キッドヘッドコーチは「少し軽めに始めるつもりだ」とAP通信に向けてコメント。「ルカはバスケットボールが大好きだから、準備はできている」と話しつつも、「私たちはただ、ゆっくりスタートしたいのです。これはマラソンで、彼は走り終えたばかりだ」と、長いシーズンを見据えて話した。

　一方で、ドンチッチ自身は開幕を目前にして「去年のようなスタートを切らないことを願うよ」と話しつつ、「どう始めるかではなく、どう終わらせるかだ。（21－22シーズンは）いい走りだった。もちろんベストではないけど、いい走りだった」とコメント。新シーズンも1年を通して長い目で見ていくことを示唆した。