2022.10.31

ドンチッチが1986年のマイケル・ジョーダン以来の快挙…開幕6試合で30得点以上を記録

マイケル・ジョーダン以来の快挙を達成したルカ・ドンチッチ[写真]=Getty Images
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 10月31日(現地時間30日)、NBAのレギュラーシーズンが行われ、ダラス・マーベリックスはホームでオーランド・マジックと対戦。ルカ・ドンチッチが44得点5アシストとハイパフォーマンスを披露し、114-105でマブスが勝利を飾った。

 28日(現地27日)のブルックリン・ネッツ戦では、41得点11リバウンド14アシストと驚異的なスタッツでトリプルダブルを挙げるなど、好調を維持しているドンチッチは開幕から6試合連続で30得点以上をマーク。この大記録は1986年のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)以来の快挙となった。

 当時23歳のジョーダンは、キャリア3年目の1986-87シーズン開幕戦で50得点をマークすると、次戦でも41得点と躍動。そのまま開幕6試合連続で30得点以上を記録した。ジョーダンはこのシーズンでキャリアハイとなる1試合平均37.1得点を挙げて、自身初の得点王を獲得。さらに、5.2リバウンド4.6アシスト2.9スティール1.5ブロックをマークして、オールNBAファーストチームにも初選出され、飛躍の年を過ごした。

 しかし、ブルズは40勝42敗と成績が振るわず、シーズンMVPはその年のチャンピオンとなるマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)が受賞。プレーオフでも1回戦でラリー・バード(元ボストン・セルティックス)が率いる前年王者のセルティックスを相手に痛恨の3連敗で敗退を喫した。

最終的には10度の得点王、5度のシーズンMVP、6度の優勝と輝かしいキャリアを築いたジョーダン[写真]=Getty Images

 キャリア5年目のドンチッチだが、年齢は当時のジョーダンと同じく現在23歳。ここまで平均36.7得点9.5リバウンド8.7アシストとオールラウンドな活躍でマブスをけん引しているが、チームは3勝3敗と足踏みしている。ジョーダンが自身初の栄冠を手にするのは、このメモリアルなシーズンから4年後の1990-91シーズン。バスケットボールの神様・ジョーダンですら世代交代に時間を要したが、スロベニアが生んだ神童・ドンチッチが今シーズンをどのような形で終えるのか注目だ。

 なお、マブスは次戦、11月3日(現地2日)にホームでユタ・ジャズと対戦する。ドンチッチの記録がどこまで続くのか、今後も目が離せない。

ルカ・ドンチッチの開幕6試合のスタッツ(2022-23シーズン)
35得点9リバウンド6アシスト1スティール(フェニックス・サンズ戦●)
32得点7リバウンド10アシスト2スティール2ブロック(メンフィス・グリズリーズ戦○)
37得点11リバウンド7アシスト2スティール1ブロック(ニューオーリンズ・ペリカンズ戦●)
41得点11リバウンド14アシスト3スティール(ブルックリン・ネッツ戦○)
31得点16リバウンド10アシスト1スティール(オクラホマシティ・サンダー戦●)
44得点3リバウンド5アシスト1スティール(オーランド・マジック戦○)

マイケル・ジョーダンの開幕6試合のスタッツ(1986-87シーズン)
50得点6リバウンド3アシスト4スティール3ブロック(ニューヨーク・ニックス戦○)
41得点8リバウンド2アシスト4ブロック(クリーブランド・キャバリアーズ戦○)
34得点8リバウンド5アシスト4スティール2ブロック(サンアントニオ・スパーズ戦○)
33得点5アシストス1ティール1ブロック(デトロイト・ピストンズ戦●)
39得点6リバウンド3アシスト5スティール(フェニックス・サンズ戦○)
34得点5リバウンド3アシスト1スティール3ブロック(アトランタ・ホークス戦○)

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