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ワシントン・ウィザーズなどを運営するモニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社(MSE)と学校法人玉川学園が9月16日にパートナーシップを締結したことに伴い、10月1日、玉川学園記念体育館で調印式を行った。式にはMSEのパトリック・ダフィー氏(グローバルパートナーシップ部門SVP)をはじめ、今回のNBAジャパンゲームズで来日していたウィザーズのレジェンド、ジョージ・ミュワサン氏、MSEが所有するWNBAワシントン・ミスティックス所属の町田瑠唯が参加した。
そもそも今回の契約はどういう契印で結ばれたのか? それについて、玉川アスレチック・デパートメントの川崎登志喜部長は、「ウィザーズがジャパンゲームズに来日すると聞いて、ぜひとも本校でクリックを開催してもらいたいと思いコンタクトを取ったのがきっかけです。MSE社と打ち合わせをしていく中、色々と提案をいただき、パートナーシップ契約に至りました」と経緯を説明。もともと玉川学園とMSEの地元、ワシントンDCとは「本学の芸術学部生が毎年開催される『桜まつり』において和太鼓の演奏に行くなど交流を深めてきた町」(川崎部長)とのこと。
今回はウィザーズとミスティックスのスタッフによるバスケットボール、チアダンサー、eスポーツプロ選手から直接指導を受けるクリニックを実施し、在校生との交流を行った。今後について川崎部長は「大学生や体育専攻の学生との交流や、現地でのインターンシップ研修を実現したい」と期待を膨らませた。
調印式に続いて開催された「Court Dedication」では、ミュワサン氏、町田、ウィザーズ、ミスティックスのスタッフが同校の中・高バスケ部を指導するクリニックが行われた。ボールハンドリングやシュート練習など、ファンダメンタルを学ぶメニューが4つのグループに分かれて効率的にクリニックが進行。町田は見本のプレーを見せたり、生徒たちに声をかけたりと、積極的に交流を楽しんでいる様子。クリニック終了後は参加者一人ひとりへ丁寧にサインをする姿も印象的だった。
また、オーストラリア・シドニーで行われていたFIBA女子ワールドカップで、女子日本代表がグループフェイズ敗退となったことについて話が及ぶと、「選手一人ひとりが全力を尽くして、日本を背負って戦っていたので、刺激をもらいましたし、自分も代表でもう一度やりたいなと気持ちもありました」と率直な感想を語った。さらに「ヘッドコーチが替わってまだ1年ですので、今後、どんどんかみ合っていけたらもっと強いチームになっていくと思います」と、期待を寄せた。
今回はミスティックスの一員としてこの日のイベントに参加したが、今後は富士通レッドウェーブに所属を戻し、10月19日に開幕するWリーグに向けて準備を進めていくという。富士通は同21日に東京羽田ヴィッキーズとの初戦に臨むが、間もなくチームに合流することも明かした。
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