2022.11.20

華麗なパスワークからアリウープを沈めたホークス…ラプターズとの延長戦は劇的な幕切れに

ラプターズとの大激戦で決勝点を沈めたグリフィン[写真]=Getty Images
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 11月20日(現地時間19日)、アトランタ・ホークスはホームでトロント・ラプターズと対戦。試合は延長戦までもつれる大激戦となったが、その幕切れにホークスファンは歓声を上げた。

 オーバータイムに入ったあとも、1ポゼッション差の激闘を繰り広げた両軍。残り11秒にトレイ・ヤングが2本のフリースローを沈め122-118と4点リードに成功するも、OG・アヌノビーにダンクやフリースローで一気に4点を返され、またしても同点に。2度目の延長戦突入かと思われた矢先、エンドラインからデジャンテ・マレー、ヤングとパスがつながり、最後はAJ・グリフィンが華麗なアリウープ。ホークスが124-122で劇的な勝利をつかんだ。

 試合後のインタビューには、18得点14リバウンドのダブルダブルでチームを支えたクリント・カペラが登場。興奮の渦に巻き込まれたラストプレーはタイムアウトで指示されたセットオフェンスだったと明かした一方で、「本当によく実行できたし、あんな風に勝てたのは信じられないぐらい」と、まだ勝利に実感が湧いていないようだ。

 フィニッシュの役割を任されたAJ・グリフィンは、今年のドラフトで新加入したばかりのルーキー。開幕直後はプレータイムが短かったものの、メキメキと時間を伸ばしラプターズ戦では30分の出場で17得点5リバウンドをマーク。カペラは同選手について、「僕はこの男が大好きさ。彼は今夜のような接戦でなくても、毎試合懸命にプレーする」と賛辞の言葉を述べた。

 直近のボストン・セルティックス戦では101-126と大敗を喫したが、悪い流れを払拭し見事な白星をつかみ取ったホークス。ラプターズ戦を終え10勝6敗でイースタン・カンファレンス3位につくなど、チームは好調を維持している。

 素晴らしいパスワークからラプターズとの延長戦を制したホークス。決勝点となったアリウープを沈め切れたことは、グリフィンとチームにさらなる自信をもたらしたことだろう。