2022.12.30
ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は、2020-21シーズンにNBAチャンピオンに輝いてからセンセーショナルな活躍を続け、名実ともに世界最高峰の選手に登り詰めた。攻防両面で試合を支配する選手として頂点に君臨していることに、異論を唱える者はいないだろう。
しかし、獰猛なコートでの姿とは裏腹に、オフのアデトクンボにはチャーミングという言葉がふさわしい。ヤニスモデルの最新シグネチャーシューズをチーム関係者全員にプレゼントする際には、ナイキ以外と契約する選手の靴を強制的に脱がしたり、SNSのクリップを見て自身をハンサムと称したり、露出は多くなくとも彼のユーモア性がその人気に一役買っているのは間違いない。
同選手は最近、今シーズンからチームメートとなったサージ・イバカのYouTubeチャンネル『How Hungry Are You?』に出演。番組内でアメリカ選抜と世界選抜5名をそれぞれ選出し、勝敗についても独自の見解を述べた。
「インターナショナルチームか……。了解、じゃあ言うね。センターはジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、パワーフォワードはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、スモールフォワードが僕。そして、シューティングガードにエバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)、ポイントガードがルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)だ」

世界選抜には2季連続MVPのニコラ・ヨキッチらを選出した[写真]=Getty Images

アメリカ選抜にはカリー(左)やトンプソン(右)らが選ばれた[写真]=Getty Images
世界選抜は非常にバランスの良い構成で、これだけの選手が揃うと破壊力は抜群。ヨキッチとエンビードにはアウトサイドからもシュートを放てるため、スペーシングも十分確保できるだろう。
もちろん、アデトクンボの選出したアメリカ代表も超一流のスターが揃っている。それでも、サイズやフィジカルのミスマッチが発生するのは想像に難くない。
現在のオールスターゲームはドラフト制だが、アデトクンボの選抜を見るとこうした対戦方式も面白そうだ。シーズンイントーナメントを考案するNBAだけに、催しのひとつとして是非検討していただきたい。
文=Meiji
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