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フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、11月23日(現地時間22日)にホームのウェルズファーゴ・センターでブルックリン・ネッツを迎え、115-106で勝利を飾った。
この試合は昨シーズン途中までシクサーズに在籍していたベン・シモンズが初めて対戦相手として凱旋するということもあって注目を浴びていたのだが、シクサーズはジョエル・エンビード、タイリース・マクシー、ジェームズ・ハーデンというトップ3スコアラーが欠場と、戦力ダウンは明らかだった。
ところが、会場に駆けつけた大勢のファンによる盛大なブーイングもあったのか、シクサーズはトバイアス・ハリスがゲームハイの24得点に6リバウンド3アシスト、6本の3ポイントシュートを沈めたディアンソニー・メルトンが22得点4アシスト3スティール、ポール・リードが19得点10リバウンド3スティール2ブロック、シェイク・ミルトンが16得点6リバウンド5アシスト、ジョージ・ニアンが16得点5リバウンドで勝利に貢献。
そんなシクサーズで最も長くコートに立ったのはPJ・タッカー。新加入のベテランフォワードは37分4秒もプレーし、オフェンシブ・リバウンド3本を含む計5リバウンドに3アシスト3スティールを残し、出場時間帯における得失点差でもプラス12を残した。
だがフィールドゴール6本(そのうち3ポイントシュートが2本)を放って成功はゼロで無得点。37歳のハードワーカーは直近3試合で2本しかショットを放っておらず、無得点に終わっていたため、これで4試合連続の無得点に。
『ESPN Stats & Info』によると、1951-52シーズンに出場時間が公式スタッツになってから、タッカーは最低25分出場しながら4試合連続で無得点に終わった史上初の選手に。
今シーズンもスターター起用されているタッカーは、複数のポジションをガード可能なディフェンス力やハッスルプレーに定評のある選手。ここ4試合で無得点に終わったとはいえ、シクサーズは3勝1敗と大きく勝ち越していることからも、この男の貢献度の高さが分かるはず。
それにシーズン全体で見ると、タッカーは平均29.4分4.0得点4.4リバウンド1.0アシストながら、フィールドゴール成功率49.1パーセント、3ポイントシュート成功率40.7パーセントと高いだけに、ここ4戦はスランプに陥っていたということなのだろう。
この先、エンビードやハーデン、マクシーの戦列復帰に向けて、復調する可能性は十分あるのではないだろうか。
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