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11月27日(現地時間26日、日付は以下同)。オーランド・マジックのアレックス・マーティンズCEOは、デニス・スコット(元マジックほか)がフランチャイズにおける12人目の殿堂入りになることを発表した。
スコットは1990年のドラフト1巡目4位でマジックから指名された203センチ103キロのフォワード。マジックには7シーズン所属し、446試合(うち先発は322試合)に出場して平均30.7分14.8得点3.1リバウンド2.3アシスト1.0スティールを残してきた。
マーティンズCEOはリリースのなかで「デニスは今もなお、NBAとオーランド・マジックの両方にとってエリートなロングレンジシューターの1人です。彼の3ポイントシュートはオーランド在籍時にこのチームが成功を収めたうえで大きなカギでした。我々は、デニスが次にオーランド・マジックの殿堂入りを飾ることを誇りに思います」と称えている。
スコットはシャックことシャキール・オニール、アンファニー“ペニー”ハーダウェイ、ニック・アンダーソン(いずれも元マジックほか)、ホーレス・グラント(元シカゴ・ブルズほか)らとともに1990年代中盤のマジックで主力を務め、1995年にはNBAファイナル、1996年にはカンファレンス・ファイナル進出に貢献。
特筆すべきはそのシュート力。柔らかいシュートタッチから繰り出す3ポイントシュートは効果絶大で、リーグ屈指のセンターのシャック、ポイントガードとしては長身でポストプレーから相手リングを攻め立てたペニーにディフェンス陣がダブルチームなどで収縮すると、スコットが要所で長距離砲を決め切り、多くの点を積み重ねてきた。
特に3ポイントシュートのラインが一時的に短縮された1994-95から1996-97までの3シーズンで、スコットは持ち前のシュート力を存分に発揮。1995-96シーズンには成功率42.5パーセントでキャリアハイとなる平均3.3本を成功。1996年4月19日のアトランタ・ホークス戦では自己最多となる11本を沈めて計35得点をマーク。
今シーズンで創設34シーズン目を迎えたマジックにおいて、スコットは1シーズン最多3ポイントシュート成功数(267本/1995-96シーズン)と通算3ポイントシュート成功数(981本)でいずれも球団最多記録を保持している。
これまでマジックで殿堂入りしてきたのは、パット・ウィリアムズ(フロント)、アンダーソン、シャック、リッチ・デボス(フロント)、ペニー、ジミー・ヒューイット(フロント)、トレイシー・マグレディ、デイビッド・スティール(実況アナウンサー)、ダレル・アームストロング、ジョン・ガブリエル(フロント)、ブライアン・ヒル(コーチ)の11名。
スコットの殿堂入りセレモニーの日程などは、後日発表されることとなる。
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