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NBAの話題は枚挙にいとまがないが、試合前の“トンネルランウェイ”は人気コンテンツのひとつだろう。スタイリストを雇う選手も少なくなく、昨年はピンク色の超オーバーサイズセーターを着たカイル・クーズマ(ワシントン・ウィザーズ)、一昨年は身長の2倍近い長さのニットマフラーを巻いたサージ・イバカ(ミルウォーキー・バックス)のファッションが話題となった。
『The Athletic』は、今シーズンの現時点におけるファッションランキングを発表。正統派のドレスアップから、ストリートな着こなしまでファッショナブルな選手とその装いを紹介している。
第3位:ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)
breaking down barriers. pic.twitter.com/7ItZO8KTrv
— LeagueFits (@leaguefits) December 3, 2022
選手として完成の域に到達しつつあるテイタムは、スタッツと並行してファッション偏差値も年々上昇傾向にある。
NBAプレーヤーはその影響力から、メッセージ性のある洋服を身にまとうことも少なくないが、この日のテイタムはニューヨークを拠点とする「バリアーズ ワールドワイド」のパーカーをチョイス。過去にはマルコムXやマーティン・ルーサー・キングなど、歴史上の偉人たちをフィーチャーしている同ブランドだが、テイタムのパーカーには“公民権運動の母”の異名を持つローザ・パークスがプリントされている。
また、腕にはスイスの高級時計メーカー「リシャール・ミル」の時計が。1本数千万円するリストウォッチからも、スターとしての貫禄が伺える。
第2位:カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
cue up the ruff ryders anthem. pic.twitter.com/C2ynRzeA1p
— LeagueFits (@leaguefits) November 28, 2022
MLB球団のエンブレムが入った「ニューエラ」のキャップと同様に、フットボールシャツはアレン・アイバーソンの着用を皮切りに、NBAでも特徴的ななアイテムとなった。
ファッションのイメージがないタウンズが第2位にランクインしたのは意外かもしれない。彼が着用しているシャツは、1988年にニューヨークで創業したヒップホップレーベル兼マネージメントカンパニー「ラフ・ライダーズ」のもので、同レーベルはコカインの過剰摂取によって昨年この世を去った伝説のラッパー、DMXを輩出したことでも知られている。
タウンズのファッションに高評価が与えられたのは、全身をブラックでまとめ、DMXの代表曲“ラフ・ライダーズ”へのトリビュートを表現したからだろう。
第1位:タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)
— LeagueFits (@leaguefits) December 1, 2022
栄えある1位に選ばれたのは、ジョーダン・クラークソンでも、クリス・ポールでもなく、今シーズンでキャリア3年目を迎えるハリバートンだ。
今シーズン平均10.9アシストでリーグのアシスト王に君臨するハリバートンは、トレード以来初の古巣対戦となったこの日、「プラダ」のミリタリージャケットにスラックスとレザーシューズをあわせたソリッドなスタイリングを披露。
『The Athletic』はこのハリバートンのスタイリングについて、「すべてが完璧で、ヘヴィ・ロックのような雰囲気を放っている」と絶賛している。
文=Meiji
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