2022.12.25
12月6日。現地メディア『Sports Illustrated』(スポイラ)が、2022年のスポーツパーソン・オブ・ザ・イヤーにゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーを選出した。
昨年12月15日(現地時間14日、日付は以下同)のニューヨーク・ニックス戦で、レギュラーシーズン通算3ポイントシュート成功数でレイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか/2973本)を抜き、NBA歴代1位に浮上した男は、2022年に入って自己最高と言っても過言ではない活躍を続けた。
今年2月のオールスターゲームでは16本もの長距離砲を沈めて50得点の大暴れでMVPに選出。3月中旬にケガのため戦線離脱したものの、プレーオフではシックスマンとして戦列復帰。
デンバー・ナゲッツとのファーストラウンド初戦で16得点を奪うと、翌第2戦では22分57秒のプレータイムながら圧巻の34得点の大活躍。シリーズに決着をつけた第5戦から先発へ復帰して30得点をマーク。カンファレンス・セミファイナルではメンフィス・グリズリーズを4勝2敗で下し、カンファレンス・ファイナルではダラス・マーベリックスを4勝1敗で撃破。カリーはマブスとのシリーズで平均23.8得点6.6リバウンド7.4アシストに3ポイントシュート成功率43.9パーセントを残して初代ウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPに選ばれた。
ボストン・セルティックスとのNBAファイナルでは、1勝2敗で迎えた第4戦で7本の3ポイントシュート成功を含む43得点に10リバウンド4アシストの超絶パフォーマンスでチームの窮地を救い、ウォリアーズは4勝2敗でシリーズを制し、直近8年間で4度目の優勝を飾った。
カリーはシリーズ平均31.2得点6.0リバウンド5.0アシスト2.0スティールをたたき出し、満場一致でファイナルMVPに初選出。今夏にはアメリカのスポーツ専門局『ESPN』によるアスリートたちやチームを表彰する『ESPY』で「BEST NBA PLAYER賞」、ウォリアーズが「BEST TEAM賞」を受賞。
ディフェンディング・チャンピオンとして迎えた今シーズンも、カリーは6日を終えた時点で平均30.0得点6.6リバウンド7.0アシスト1.0スティールに3ポイントシュート成功率43.2パーセント(平均5.1本成功)という好成績を残しており、34歳ながら超一線級で活躍を続けている。
なお、ウォリアーズは2018年にも同メディアのスポーツパーソン・オブ・ザ・イヤーへ選ばれているため、カリーは通算2度目の選出。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、トム・ブレイディ(NFL)、タイガー・ウッズ(ゴルフ)と並んで、複数回の受賞となった。
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