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12月12日(現地時間11日)。ポール・サイラス(享年79)が他界したことを家族が発表した。
Paul Silas, a three-time NBA champion as a player and a 12-season coach in the NBA, has died, his family announced Sunday.
He was 79.
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— ESPN (@espn) December 11, 2022
現役時代、サイラスはパワーフォワードとして1960年代中盤から1980年まで16シーズンをプレーし、通算1254試合の出場で平均27.9分9.4得点9.9リバウンド2.1アシストを記録。
セントルイス(現アトランタ)・ホークスやフェニックス・サンズ、ボストン・セルティックスなど計5チームに所属し、オールスターに2度、オールディフェンシブチームに5度選ばれた実績を持ち、1974、1976年にセルティックス、1979年にはシアトル・スーパーソニックスで優勝を勝ち取った。
引退後はコーチとなり、シャーロット・ホーネッツやニューオーリンズ・ホーネッツ、クリーブランド・キャバリアーズなどでヘッドコーチ(HC)を務め、通算875試合を指揮して387勝488敗(勝率44.2パーセント)、プレーオフには通算4度の出場で13勝16敗(勝率44.8パーセント)を残してきた。
「私は常に、ポジティブであり続けた。そしてそれがたいていうまくいったと思う」
2013年にそう話していたサイラスは、現役時代に初のチャンピオンシップを勝ち取るまで10年間、指揮官としてチームを引っ張るまで15年間を要した。それでも、3度の優勝を飾り、NBAで選手、コーチとしてだけでなく、NBA選手会(NBPA)の代表も務めており、数多くのレガシーを残してきた。
また、息子のスティーブンはNBAチームでアシスタントコーチ(AC)を20シーズン務め、現在はヒューストン・ロケッツの指揮官として就任3シーズン目を迎えており、現ホーネッツ指揮官のスティーブ・クリフォードHCは「私の家族にとって、彼は神様です。私の人生において、彼は多大な影響を与えてくれました」と口にしていた。
選手、コーチ、そして選手会の代表を務め上げ、バスケットボール界に数々のレガシーを残してきたサイラス。彼がこれまでにこなしてきたすべてに感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。
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