2023.01.13
「彼は試合を通してアタックモードだった。今夜の彼はいとも簡単に点を取っているように見えた。バスケットへ向かってアグレッシブだったし、ジャンパーも決まっていた」
そう語ったのは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデン。12月12日(現地時間11日、日付は以下同)のシャーロット・ホーネッツ戦で、ハーデンは19得点9リバウンド16アシストをマークして131-113の勝利に貢献。
そのハーデンが“彼”と口にしていたのは、ジョエル・エンビードのこと。シクサーズが誇る大黒柱は、3試合連続で35得点以上を残して迎えたこのホーネッツ戦で第1クォーターこそ8得点ながら、続く第2クォーターだけで20得点をもぎ取り、後半にも25得点を稼ぎ出し、終わってみればゲームハイの53得点に12リバウンド3アシスト1ブロックの大暴れ。
「俺たちは勝った。自分のチームが勝利した時にできているんだからいいことさ。勝っている時に自分が貢献できていることが俺はうれしいね」
試合後にそう謙そんしたエンビードは、試合全体でフィールドゴール成功率62.5パーセント(20/32)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(2/3)、フリースロー成功率100.0パーセント(11/11)とショットを決め続けた。
エンビードは11月14日のユタ・ジャズ戦でキャリアハイの59得点を残しており、今シーズンだけで2度の50得点ゲームを達成。ウィルト・チェンバレン(1965-66、1967-68)とアレン・アイバーソン(2000-01、2004-05)に次いで、シクサーズのフランチャイズ史上、1シーズンで複数回の50得点ゲームをマークした3人目の選手となり、チェンバレンに続いて球団史上2人目となる通算30度目の40得点10リバウンド以上を記録。
しかも、『StatMuse』によると、1つのシーズンで複数回の50得点ゲームをマークしたセンターはエンビードがNBA史上6人目。これまでチェンバレン(9度)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか/3度)、ジョージ・マイカン(元ミネアポリス・レイカーズ)、ボブ・マッカドゥー(元バッファロー・ブレーブスほか)、デイビッド・ロビンソン(元サンアントニオ・スパーズ)しか達成していなかった偉業だ。
つまり、エンビードはアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)やシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)といった殿堂入りセンターたちでさえもクリアできなかったことをやってのけたのである。
もちろん、いくら高得点を奪おうと、勝利できなければその価値も下がってしまうだろう。それにチャンピオンシップを獲得することで、その選手の評価は確実に高まるのだから、1シーズンに複数回の50得点超えを記録したからといって、その選手がすぐさまベストプレーヤーとなるわけではない。
それでも、昨シーズンに外国籍出身としてNBA史上初の得点王にもなったエンビード(カメルーン出身)は、現役センターとして最高級の得点力を有していることは間違いない。
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