2023.01.06

ジャ・モラントが未成年暴行の疑いで訴えられる…選手本人は自己防衛を主張

華々しいキャリアを積み上げているモラントだが…[写真]=Getty Images

 ルーキー契約の最終シーズンに突入したジャ・モラントは、メンフィス・グリズリーズをプレーオフに導き、個人としても新人王、最成長選手賞、オールスター選出など、わずか3年間のキャリアで華々しいマイルストーンを刻んできた。

 しかし、モラントは近い将来、別の“コート”に立つことになるかもしれない。『TMZ』は、メンフィスの若きスターが未成年暴行の疑いで訴えられたという衝撃のニュースを報じた。

 警察の調べによると、昨年の9月10日(現地時間9日)に訴訟を起こした17歳の少年は、自宅でモラントとピックアップゲームをしている際に同選手と口論に発展。そして、口論が過熱した末、モラントにバスケットボールを投げつけると、“偶然”彼の顔にボールが直撃してしまった。すると、モラントは周りにいた人間に「しつけを教えるべきだよな?」と問い、少年に殴りかかり、少年は「握り拳で地面に倒された」と証言している。

 さらに、少年は「地面に倒れている間、彼に殴られ続け、別の男にも加勢され、袋叩きにされた」と主張。また、取調べを行った警官は、彼の頭部に大きな縫い傷があったことを確認しているという。

 モラントも少年との間に争いがあった事実は認めている。しかし、2人の言い分には乖離が見受けられる。

 グリズリーズの背番号12の証言によれば、同選手は少年を殴ったものの、自己防衛のためだったと主張している。そして、原告は口論中に“故意”にボールを投げつけてきたほか、まるで自らが戦いたいかのようにモラントへと近づき、自宅から少年を追い出した際には「家に火をつけてやる」との脅しを受けたという。

 原告の少年が訴訟でモラントに何を要求しているかは明かされていないものの、この口論には少年の兄弟も参加していたほか、モラントと少年の幼馴染であるダボンテ・パックも被告としてリストアップされているようだ。

 場合によって、モラントは法廷への出廷を求められるだろう。暴力は許されることではないものの、平和的な解決の末に彼らのフレンドシップが元通りになることを祈るばかりである。

文=Meiji

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