2023.03.05

SNSのライブ配信で拳銃を映したジャ・モラント…リーグが最低2試合の出場停止処分を下す

少なくとも2試合の出場停止が課されたモラント[写真]=Getty Images
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 3月5日(現地時間4日)、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが自身のSNSでライブ配信を行っていた際に拳銃と見られるものを写したとして、少なくとも2試合の出場停止処分を受けることが発表された。『ESPN』のティム・マクマホン記者が伝えている。

 騒動の発端となったライブ配信が行われたのは、4日にグリズリーズが敵地でデンバー・ナゲッツと対戦し97-113で敗れた数時間後のこと。ナイトクラブで音楽を楽しみながら周囲の人物とひと時を過ごしていたモラントはおもむろに拳銃を取り出し、見せびらかすかのように凶器を映像に乗せた。

 動画は瞬く間に全世界へ拡散され、リーグも調査に乗り出す事態に。NBAで広報担当を務めるマイク・バス氏は「我々はジャ・モラントが関与しているソーシャルメディアの投稿を認識しており、現在調査に当たっています」と、リーグの状況を伝える声明を発表していた。

 ブラウンが発表したあと、モラントも謝罪の意を込めた声明を公開。「昨夜の自分の行動について、全責任を負います」と、一連の騒動が事実であることを認めた。

「家族、チームメート、コーチ、ファン、パートナー、メンフィスという街、そしてリーグの組織全体に対し、失望させてしまったことを深くお詫びいたします。私はしばらく試合から離れ、自身のストレスや全体的な幸福に対処するためのより良い方法を見つけるべく、学びに取り組む所存です」

 モラントの出場停止処分は6日のロサンゼルス・クリッパーズ戦、そして8日のロサンゼルス・レイカーズ戦。“少なくとも”2試合、という表現をチームが選んでいるため、今後の調査次第で出場停止処分がレイカーズ戦以降も続く可能性は残されている。なお、モラントはInstagramとTwitterのアカウントをすでに消去した。

 昨年の夏、モラントは銃に関連した騒動を引き起こした疑いが浮上し、その際もリーグは調査を実施。彼の代理人であるジム・タナー氏は「あらゆる疑惑が完全に調べつくされ、裏付けを取ることはできませんでした」とモラントの潔白を示していた。

 1月にはNCAA(全米体育協会)ディビジョン1に所属するアラバマ大学バスケットボール部のダリウス・マイルズが銃殺事件に関与したとして逮捕されている。競技界で不祥事が続く形となってしまったが、モラントは自身の行動を悔い改める必要があるだろう。

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