2023.01.13
1月8日(現地時間7日、日付は以下同)にゴールデン1・センターで開催されたロサンゼルス・レイカーズとサクラメント・キングスによる一戦は、終始1ケタ点差のなか、同点20度、リードチェンジ20度という大激戦となった。
試合は残り3.6秒にデニス・シュルーダーがフリースロー2本を着実に決め切り、アウェーのレイカーズが136-134で勝利。ペイントエリアの得点で70-48と圧倒したレイカーズは、アンソニー・デイビスが戦線離脱するなか、今シーズン最長の5連勝をマーク。
見事勝利したレイカーズでは、レブロン・ジェームズがゲームハイの37得点に8リバウンド7アシスト、トーマス・ブライアントが29得点14リバウンド、シュルーダーが27得点、ラッセル・ウェストブルックが23得点5リバウンド15アシストを記録。
なかでもレブロンの活躍は見逃せない。昨年末に38歳を迎えた大ベテランは、2試合連続で40得点以上を奪うなど、この試合を終えて平均35.9分29.1得点8.2リバウンド6.7アシスト1.0スティールにフィールドゴール成功率51.0パーセントと、依然としてトップパフォーマンスを維持している。
その原動力となっているのは、勝利することにほかならない。2018-19シーズンからレイカーズへ加入したレブロンは、2019-20シーズンにリーグ制覇を果たすも、昨シーズンまでの4シーズンのうち、2度もプレーオフ進出を逃していた。
7日に行われた『ESPN』との独占インタビューで「俺は勝ちたい。(負けるのは)俺にとってしっくりこないんだ」と切り出したレブロンは、こう続けていた。
「俺は数々の業績を重ねることが好きじゃない。負けている時はなおさら違和感があるんだ。俺たちは今、フランチャイズとして、チームとして勝率5割以下にいる。ここ最近はいいバスケットボールができているが俺たちは勝ちたい。最高のレベルで勝ちたいんだ。負けているなかで記録を破ったり、樹立したり、偉大な選手たちの記録を抜くことは俺のなかのDNAにはない」
キングスを下したことで、レイカーズはウェスタン・カンファレンス12位の19勝21敗。11位のミネソタ・ティンバーウルブズとは同率で、プレーイン・トーナメント最終枠にいるユタ・ジャズ(20勝22敗)とのゲーム差はなくなった。
プレーオフ進出枠にいる6位のロサンゼルス・クリッパーズ(21勝20敗)とも1.5ゲーム差まで縮まっており、レイカーズがこのまま好調を維持すれば、勝率5割、さらには勝ち越しへ好転する可能性は十分あるだろう。
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