2023.03.04
12月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズはオーランド・マジック戦を129-110で制して連敗を4でストップさせた。
レイカーズではレブロン・ジェームズがゲームハイの28得点に7リバウンド5アシストと殊勲の働き。さらにトーマス・ブライアントが21得点10リバウンド、ラッセル・ウェストブルックがトリプルダブル(15得点13リバウンド13アシスト)、トロイ・ブラウンJr.が15得点、パトリック・ベバリーが14得点、ロニー・ウォーカー四世が10得点と続いた。
その一方、今年のドラフト1巡目1位でマジックから指名されたパオロ・バンケロは、ファウルトラブルに苦しんだこともあり、22分21秒のプレータイムで自己最少の4得点に5リバウンド3アシストと不発。
だが「僕にとっては特別な瞬間になるだろうね。僕のことを知っている人なら誰でも、子どもの頃から大好きなプレーヤーだったと知っているからね。数えきれないほど見てきた男なんだ」と、試合前に語っていた20歳の新人ビッグマン(208センチ113キロ)は、レブロンとの初対決へ果敢に挑んだ。
そんなルーキーについて、レブロンは試合後にこのように話していた。
「彼は卓越しているし、見事なプレーをしている。このリーグでここまで、ペイント、ミッドレンジ、アウトサイド(3ポイントシュート)と、どこからでも点を取れるスコアラーになっている。彼はこれからもっと良くなっていくだけだ。毎試合で彼はうまくなって、フィルムセッションを重ねて良くなっていくだろう。そうしたすべての経験が、彼にとって本当に良いものになるさ」
デューク大学出身のバンケロは、ここまでチームトップの平均21.1得点に6.8リバウンド3.9アシスト、フィールドゴール成功率44.5パーセント、3ポイントシュート成功率31.5パーセント(平均1.3本成功)、フリースロー成功率74.8パーセントと、新人として上々の活躍を見せている。
マジックはこの試合を終えた時点でイースタン・カンファレンス13位の13勝22敗で、現在は2シーズン連続でプレーオフ進出を逃している。
それでも、レブロンはマジックがこれまでドラフト全体1位で指名し、プレーオフ、そしてNBAファイナルへと押し上げたシャックことシャキール・オニール(元レイカーズほか/1992年)、ドワイト・ハワード(現タオユアン・レオパーズ/2004年)を引き合いに出し、期待を寄せていた。
「あのチームには本当に良い選手がいるのは間違いない。彼(バンケロ)は素晴らしい若者でもある。オーランドにまたもや素晴らしい選手が現れたんだ。彼らはこれまでのドラフトで、本当に良い指名をしてきた。シャック、ドワイトという、本当にすごい選手を指名してきた」
マジックにはフランツ・ワグナー、ウェンデル・カーターJr.、コール・アンソニー、ジェイレン・サグス、マーケル・フルツ、ボル・ボルといった選手たちがいるのだが、早くもチームトップの得点を残しているバンケロは、このチームへ明るい未来をもたらす存在となる可能性を大いに秘めていると言えるだろう。
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