2022.12.28

「子どもの頃から大好きなプレーヤーだった」レブロンとの初対決に臨んだパオロ・バンケロ

レブロン(右)とコート上で競演したバンケロ(左)[写真]=Getty Images
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 今年のドラフト1巡目全体1位でオーランド・マジックから指名されたパオロ・バンケロは、足首のケガのため11月に7試合連続で欠場も、ここまで27試合の出場でチームトップの平均21.7得点に6.9リバウンド4.0アシストと、上々の成績を残している。

 12月に入っても、12試合で平均20.6得点6.9リバウンド4.4アシストと活躍を続けており、12月23日(現地時間22日、日付は以下同)に『NBA.com』へ公開された最新版ルーキーランキングでも堂々トップに立っており、新人王の有力候補と言っていい。

 マジックは12月8日以降の9戦で8勝1敗と調子を上げており、28日に迎えた相手はロサンゼルス・レイカーズ。アンソニー・デイビスというリーグ最高級のビッグマンがケガで不在ながら、このチームにはレブロン・ジェームズという大ベテランのスーパースターがいる。

 そしてレイカーズ戦は、20歳の新人バンケロにとっては特別な日であることを試合前に話していた。

「僕にとっては特別な瞬間になるだろうね。僕のことを知っている人なら誰でも、子どもの頃から大好きなプレーヤーだったと知っているからね。数えきれないほど見てきた男なんだ。NBAの試合で初めて彼と対戦するんだから、スペシャルなことになるさ。…だって実際に彼とNBAのコートにいることができるんだから、(困惑して)頭をかいてしまうだろうね」

 バンケロが語った“彼”とはもちろん、レブロンのこと。今シーズンでキャリア20年目という大ベテランではあるものの、依然としてリーグトッププレーヤーの1人であり、レイカーズにとっても最重要人物。

 マジックはこの試合を110-129で落とし、バンケロは約22分のプレータイムで4得点5リバウンド3アシスト1スティールに5ファウルと、ファウルトラブルに苦しんだ。

 そしてレブロンはゲームハイの28得点に7リバウンド5アシストでレイカーズを勝利へと導いた。とはいえ、そのうち10得点は第4クォーター序盤にバンケロとモリッツ・ヴァグナーがファウルトラブルになってからすべてインサイドで決めたものだった。

 大ベテランの貫禄あるプレーの前にファウルを重ねてしまったバンケロ。来年3月20日に行われるレイカーズとのアウェーゲームで、バンケロがどこまでレブロンへ食らいつくことができるか注目したい。

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