2022.10.20

デビュー戦で27P9R5Aを挙げたマジックのバンケロ…1位指名選手ではレブロン以来の記録に

レブロン、ジャバ―と肩を並べる記録を残したバンケロ[写真]=Getty Images
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 10月20日(現地時間19日)、オーランド・マジックは開幕戦でデトロイト・ピストンズと対戦した。試合終盤まで1ポゼッション差の大激戦が繰り広げられたが、マジックは逆転まであと一歩届かず109-113で惜敗。しかし、この試合でドラフト1位入団のパオロ・バンケロが歴代のレジェンドに並ぶ記録を樹立した。

 デビューを飾ったピストンズ戦、バンケロは35分の出場で27得点9リバウンド5アシストをマーク。2003年のレブロン・ジェームズ以来、ドラフト1位指名の選手がデビュー戦で20得点以上、5リバウンド以上、5アシスト以上を記録した初のプレーヤーとなった。

 レブロンがレコードに名を連ねる以前には、1969年にカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が同様の記録を達成。ドラフト1位の名に恥じぬ実力で、バンケロはジャバーやレブロンといった球界きってのレジェンドらに比肩するパフォーマンスを披露してみせた。

 柔らかなポストムーブで得点を奪うかと思えば、ブロックをした直後に反対側のゴールまで全速力で走るなど、献身的な一面を見せたバンケロ。ドライブからアウトサイドで待つ味方にパスも配給する視野の広さも兼ね備え、マルチなプレーでマジックをけん引した。

 バンケロのポテンシャルを感じさせた開幕戦。次戦は10月22日にアウェーでアトランタ・ホークスと対戦するマジックだが、バンケロには“レジェンド級”の活躍が期待されるだろう。

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