2022.12.29
2022年のドラフト1巡目全体1位でオーランド・マジックから指名されたパオロ・バンケロが、早速チームの主軸として活躍している。
ここまで、マジックは10月20日(現地時間19日、日付は以下同)のデトロイト・ピストンズ戦に109-113、22日のアトランタ・ホークス戦を98-108、23日のボストン・セルティックス戦では120-126と3戦全敗を喫しているとはいえ、19歳のフォワードは上々のデビューを果たしたと言っていい。
3戦とも先発出場を飾ったバンケロは、初戦で27得点9リバウンド5アシスト2ブロック、ホークス戦で20得点12リバウンド2アシスト3ブロック、セルティックス戦でも23得点5リバウンド3アシストをマーク。
3試合を終えてチームトップの平均23.3得点に加えて、8.7リバウンド3.3アシスト2.0ブロック。フィールドゴール成功率41.8パーセント、3ポイントシュート成功率23.1パーセントと、ショットの精度は要改善ながら、フリースロー成功率は80.8パーセントと高確率で、平均8.7本も獲得している積極的な姿勢は評価すべき。
『ESPN Stats & Info』によると、バンケロはキャリア最初の3戦でいずれも20得点以上を突破した、10代としてはNBA史上初の選手になったという。
これはコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)やレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、カーメロ・アンソニー(現無所属)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)といったスーパースターたちでさえ成し遂げられなかっただけに快挙である。
チームは白星を飾っていないため、バンケロにとってもNBAでまだ勝利こそできていないものの、ドラフト全体1位指名選手として期待に応える活躍を見せていると言えるだろう。
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