2022.10.27

ドラ1として54年ぶりの快挙達成も、パオロ・バンケロは「満足なんてしていない」

開幕から活躍を続けるバンケロ[写真]=Getty Images
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 10月27日(現地時間26日、日付は以下同)。オーランド・マジックはクリーブランド・キャバリアーズ戦を92-103で落とし、開幕5連敗となった。

 勝利したキャブズではエバン・モーブリーが20得点、ジャレット・アレンが18得点16リバウンド、ドノバン・ミッチェルが14得点4リバウンド8アシスト2スティール、シェド・オスマンが14得点7リバウンド、キャリス・ルバートが12得点6アシスト、ディーン・ウェイドが12得点を残して3勝1敗。今シーズン。キャブズはイースタン・カンファレンス屈指の戦力を有しているため、昨シーズンにイースト最下位の22勝60敗に終わったマジックからすれば格上の相手である。

 それでも、今年のドラフト1巡目全体1位でマジックから指名されたパオロ・バンケロは、この試合でゲームハイの29得点に8リバウンド4アシスト2ブロックと奮闘。

「アレンとモーブリーという2人のビッグマンと対戦するのは大変だ。彼らには数多くの武器がある。僕としてはいいプレーができたと思う。けど勝利へ持ち込むことはできていない。だから満足なんてしていない」

 試合後にそう語ったバンケロだが、開幕5戦を終えて平均34.6分24.0得点7.6リバウンド3.2アシスト1.6ブロックは上々の成績で、全5試合で20得点以上という安定感も光る。

 『NBA.com Stats』によると、1966年以降、ドラフト全体1位指名の選手でキャリア最初の5試合すべてで20得点以上を残しているのはバンケロが2人目。エルビン・ヘイズ(元ワシントン・ブレッツほか)が1968-69シーズンに10試合連続20得点以上を達成して以来、実に54年ぶりということをふまえると、特筆すべき記録だろう。

 バンケロが所属するマジックは、29日にホームでシャーロット・ホーネッツと対戦する。期待のルーキーがチームへ今シーズン初勝利をもたらすことができるか注目だ。

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