2022.12.27

AD離脱でレイカーズは4連敗も、前を向くレブロン「俺は試合をするのが大好きなんだ」

7試合連続で30得点以上を記録中のレブロン[写真]=Getty Images
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 12月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは敵地アメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックス戦に臨み、前半を終えて11点(54-43)のリードを手にしていた。

 ところが、第3クォーターに入ってマブスのオフェンスが大爆発。12分の間に一挙51得点をマークして逆転に成功すると、そのままリードを守り切って124-115で勝利。

 レブロン・ジェームズがゲームハイの38得点に6リバウンド5アシスト、ラッセル・ウェストブルックが17得点5リバウンド4アシスト、オースティン・リーブスが16得点2ブロックを残したものの、この敗戦でレイカーズは4連敗となった。

 キャリア20年目のレブロンは、現在7試合連続で30得点以上をマークしており、今シーズンも平均36.0分27.8得点8.1リバウンド6.6アシスト1.1スティールと、年末に38歳を迎えるとは思えないほどの成績を残している。

 だがレイカーズは平均27.4得点12.1リバウンド2.6アシスト1.3スティール2.1ブロックにフィールドゴール成功率59.4パーセントを残していたADことアンソニー・デイビスが右足のストレス損傷のため無期限の離脱となり、チームは1勝4敗と黒星先行に。

 レブロンはマブス戦後に「俺たちはAD不在という穴をいろんな方法で埋めないといけない。でもそれはとても難しく、すごく(自分たちの)力量を問われている」と話しており、レイカーズが戦力ダウンしていることは明白。

 レギュラーシーズンはこれからも続いていく。レイカーズはレブロンとウェストブルックを中心に、ロニー・ウォーカー四世やリーブス、デニス・シュルーダーパトリック・ベバリー、さらにはデイビス欠場後に先発入りしているトーマス・ブライアントといった選手たちの奮起が求められる。

 もっとも、レブロンがウェスタン・カンファレンス13位の13勝20敗に沈む現状に白旗を揚げて諦めることは決してない。「なんだかんだ言っても、俺はバスケットボールの試合をするのが大好きなんだ」と大ベテランは言う。

「俺は今でもコートに出て、ホームとロード(アウェー)のどちらだろうと、ファンのみんなの前でプレーするのを楽しんでいる。俺としては自分でコントロールできることをこなそうとしているし、このチームのみんなを引っ張って、勝利できるようにリードしていく」

 デイビス不在のなか、レイカーズがどれほどの白星を手にすることができるのか。その最大のカギは、レブロンが握っていることは間違いない。

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