2022.12.21

トレードの可能性について記者から質問されたレブロン「それは俺への質問じゃない」

レイカーズを引っ張るレブロン[写真]=Getty Images
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 ロサンゼルス・レイカーズは今シーズン30試合を終えて13勝17敗。ウェスタン・カンファレンス12位と、プレーイン・トーナメント進出圏外に沈むも、ここ5試合で3勝2敗と勝ち越しに成功している。

 だがチームトップの平均27.4得点12.1リバウンド2.1ブロックにフィールドゴール成功率59.3パーセントを誇るアンソニー・デイビスが右足のケガのため最低1カ月間の戦線離脱が報じられており、戦力ダウンが不可避となっている。

 レイカーズは12月2日(現地時間1日、日付は以下同)にフォワードのマット・ライアン(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)をウェイブ(放出)したことでロスター枠を1つ空けており、トレードで戦力強化を図るというのが大方の予想だった。

 ただ、デイビスの離脱により、その動きは不透明となっており、注目を浴びている。20日に『The Athletic』へ公開された記事のなかで、トレードの可能性について聞かれたレブロン・ジェームズは、このように切り返している。

「それは俺への質問じゃない。俺には分からない。プレーしている時、俺は仕事へ向かい、バスケットボールの試合に勝つべくチームのみんなと一緒に準備をしていく。俺は試合をこなしているのであって、フロントオフィスの人間じゃない。だからどうなるか見ていくことになる」

 レブロンは現地30日に38歳を迎える大ベテランで、キャリア20年目ながら、ここまでチームトップの平均36.3分に出場して27.0得点8.5リバウンド6.5アシスト1.2スティールをマーク。

 20日のフェニックス・サンズ戦こそ足首を痛めたことで欠場したものの、4試合連続で30得点以上と、今シーズンもレイカーズを引っ張っている。コート内外で影響力を誇るレブロンだが、この質問には「俺は試合にフォーカスしている。バスケットボールの試合にこのチームが勝つために努力しているんだ。特にフロアにいる時はね」と話しており、トレードに関することは口にしなかった。

 言うまでもなく、レブロンは選手であり、このチームにはロブ・ペリンカというGM(ゼネラルマネージャー)がいる。メディア対応を終えたレブロンに対して、記者がしつこくトレードについて聞いてくると、「そういう質問はロブのところに行って聞いてくれ」と返答。

 レギュラーシーズンは各チームが30試合前後を終えた段階であり、ここから先、成績を伸ばして順位を上げてくるチームが出てくる可能性は大いにある。そのカギとなる1つがトレードと言えるだろう。

 今シーズンのトレードデッドラインは来年2月10日。レイカーズが戦力強化をすべく、どんなトレードを模索しているかは気になるところだ。

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